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カテゴリ:大阪府自治体巡り
東大阪市のテーマは「鴻池新田会所」。
ここは大坂今橋の両替商・鴻池家が新田開発と管理・運営を行っていたところ。 本屋(重要文化財) 1704年に大和川付け替え工事が行われ、鴻池家はこの辺りを干拓事業で埋め立てて新田を造成し、小作農民に米と綿を生産させていた。 本屋の土間がとても広い。 土間には多くのかまどがある。 今風に言うと鴻池株式会社農業事業本部の建物。 江戸時代のもので、お武家様関連以外でここまでスケールが大きいものは珍しいかもしれない。 行ってから知ったが、ここは映画のロケ地にもなったそうで、「るろうに剣心」や「駆込み女と駆出し男」で使われたそうだ。 本屋一番奥の庭園。往時はきっと借景に生駒山が見えたことだろう。 すぐ横にはJR学研都市線が走っているが、本屋座敷縁側からは庭園の樹々が目隠しになって音が聞こえるのみだ。 学研都市線、正式名称はJR片町線。 40年前には♪牛が引っ張る片町線♪なんてラジオで揶揄されていたのに、今や線名由来の片町駅もなくなって、牛なんてイメージはどこにもない。 蔵が並んでいるほうへ移動。 左から文書蔵(重要文化財) 米蔵(重要文化財) 左から米蔵(重要文化財) 道具蔵(重要文化財) 乾蔵 米蔵内部がとても大きい。 本屋(重要文化財) 鴻池家は現在の兵庫県伊丹市鴻池で酒造業で財を成し、1619年に大坂に進出した。 「鴻池」という名は伊丹の鴻池の地名に由来する。 240年間新田経営を続け、明治期には少し遅れをとるものの第十三国立銀行設立し、その流れは三和銀行へと続いていった。 三和銀行といえばワンサくん! ワンサくんのグッズが欲しくて、三和銀行に口座を作ってとねだったことがあるのを思い出した。 鴻池新田会所の観覧料は300円(大人) JR学研都市線鴻池新田駅から徒歩5分。 駐車場はないが、近隣にコインパーキングはある。 鴻池新田会所 (月・祝日翌日休 土日除く) 大阪府東大阪市鴻池元町2‐30 [東大阪市] 人口 489,077人(2022年2月1日現在) 面積 61.78平方キロメートル キャッチフレーズ 「モノづくり・ラグビーのまち」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.02.21 12:30:06
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