3467403 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ハイネの森

ハイネの森

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Freepage List

Headline News

2022.03.12
XML
カテゴリ:大阪府自治体巡り
豊中市のテーマは「大学の登録有形文化財」

大阪大学豊中キャンパスにある登録有形文化財の建造物を2棟見た。


最寄り駅の阪急宝塚線「石橋駅」が「石橋阪大前駅」になっていてビックリ!
2019年10月に改称されていたが、何年も宝塚線に乗ってなかったから知らなかった。

石橋阪大前駅側の入口からキャンパス内へ



入口すぐのところにあるのが大阪大学総合学術博物館


大阪大学医学部の前身である旧大阪医科大学の附属病院石橋分院として1931年(昭和6年)に建てられた病院建築で、国の登録有形文化財になっている。



設計は大阪府営繕課、施工は大林組だ。




医学部と理学部の2学部からスタートした大学だからか、博物館の大学関連展示のほとんどは理系のもので、取り上げられている有名研究者もほぼ理系。

でもね、ここのスターはワニなのさ。

「大阪大学の至宝」(ホームページより)であるマチカネワニ

1964年(昭和39年)に、理学部校舎建設工事現場で発見された体長7mほどもある45万年前ぐらいに生息していた大型ワニの化石で、3階に展示されている実物は圧巻だ。(展示室内撮影禁止)

大学のオフィシャルマスコットキャラクターは、


Dr.WANI
阪大のトップスターは紛れもなく「ワニ」だ。


キャンパス内の緩やかな坂道を歩いて行く。

紅葉し始めの頃、待兼山の里山の雰囲気を感じられる風景だ。

旧制浪高生の像があり、



像の向こうの高台に、もう一つの登録有形文化財の建物が見える。


1928年(昭和3年)に旧制浪速高等学校校舎として建てられた、現「大阪大学会館」。
以前は「イ号館」と呼ばれていた。



大阪府営繕課の設計で大林組施工の鉄筋コンクリート4階建ての建物。



現在は、ホール・会議室・講堂として活用されている。



趣のあるいい建物だ。



少々残念に感じたのはこのエレベーター。
小高い丘の上にあって訪問者が多いだろうからエレベーターは必須だけど、このデザインがなぁ、、、レトロと共存できるデザインは難しいのだろうけど。



別の棟で化粧室に行ったら、「飲食物持ち込み厳禁」と大きく張り紙があった。
トイレで食事する人がいるって本当なのねショック
カフェを見たら、みっちりパーテーションで区切られているので、「一人ごはん」の人にとっては今は気軽な世の中なのかもしれない。

若い頃から独りで食べても何も気にならなかった私にはよくわからないけどね。



ワニ博士、可愛いなハート(手書き)


豊中キャンパスが広がっている待兼山は、弥生時代の集落跡が発見されるなど、考古資料が多く出土されている。4世紀の前方後円墳なども見つかっていて、古くからの人々の暮らしが残されている場所だ。

「待兼山」は枕草子にも記述がある。
第十三段「山は」、山は小倉山。かせ山・・・と山の名前が続く中に「まちかね山」とある。

歌枕にもなっていて、

夜をかさね 待ちかね山の 時鳥
       雲井のよそに 一声ぞ聞く


百人一首67番の「春の夜の 夢ばかりなる 手枕(たまくら)に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ」を詠んだ周防内侍の歌が新古今和歌集にある。

理系が売りの大学のようだが、立地は文系の典雅な香りがするところだ。



大阪大学総合学術博物館
大阪府豊中市待兼山町1-20

大阪大学会館
大阪府豊中市待兼山町1-13



[豊中市]
人口 400,537人(2022年3月1日現在)
面積 36.39平方キロメートル





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.03.12 10:10:06
コメント(2) | コメントを書く
[大阪府自治体巡り] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.