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カテゴリ:大阪府自治体巡り
町では日本一面積が小さい忠岡町。
市区町村ランキングでも、富山県舟橋村、沖縄県渡名喜村に次いで第3位にランクインする。 そんな小さな忠岡町のテーマは「美術館」。 忠岡町忠岡中にある正木美術館に行った。 この地で代々庄屋の当主だった正木孝之氏(1895-1985)が映画館経営などで財を成してコレクターの道へ進み、日本画家の作品収集からスタートし、その後中世の禅宗文化の墨蹟と水墨画や茶道具を主な収集方向に定め作品を収集した。 1968年(昭和43年)、この地に正木孝之氏は正木美術館を設立。 収蔵品は1300点。その中には国宝3件、重要文化財13件が含まれる。 美術館は春季秋季に開館され、その時期にテーマが決められて展覧会が開かれる。 この時の展覧会は「禅の心とすみいろ」(この展覧会は2021年12月5日に終了しています) (展示室内は撮影禁止) 墨蹟に感想を述べるような教養はないが、知っている夢窓疎石の名を見ると興味が湧く。 展示室で静かに南北朝・室町時代まで700年近くの時を遡れて、いい時間が過ごせた。 この日は美術館横にある正木記念邸も見学できるとのことなので寄ってみた。 登録有形文化財のお宅を見せていただく。 美術館横の入口からのアプローチ 1949年(昭和24年)に孝之氏が自宅として建てた邸宅 孝之氏ご自身の設計によるものとのこと。 玄関からお邪魔します。 広縁 最近、こういう眺めが好きになったのは年齢のせいなのか。 とは言っても、椅子生活LOVEなので実生活では無理で、見て楽しむということだけ。 奥の座敷は炉が切られている。 庭園には腰掛待合がある。 茶の湯に精通した主らしいお宅だ。 手入れの行き届いた空間でいい時間を過ごせた。 美術館の入館料は700円(大人) 正木記念邸(登録有形文化財)の公開は土日祝のみ。 駐車場は美術館敷地内に3、4台分。 アクセスは、南海線(空港線)「忠岡駅」から900m。 正木美術館 大阪府泉北郡忠岡町忠岡中2丁目9−26 [忠岡町] 人口 16,697人(2022年3月末現在) 面積 3.97平方キロメートル キャッチフレーズ 日本一小さなまち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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