ハイネの森

泉佐野市のテーマは「橋」。

今日9月4日は関西国際空港の開業記念日。
開業から28年になる。


「関西国際空港連絡橋」、通称「スカイゲートブリッジR」、
泉佐野市りんくうタウンと沖合の関西国際空港(KIX)を結ぶ橋だ。
この橋は泉佐野市に所在する。

橋を望む海沿いにある「りんくう公園」を歩いて橋を眺めることにした。



長さ3750mのトラス橋。


三角形を基本として組んだトラス構造は強度が高く、意匠的にも優れているという特徴がある。

南海トラフ地震のこともあるから強度にはこだわったのだと思うのですよ。
でも台風には勝てなかった。

「50年に１度」と言われた2018年の台風21号の時、強風で流されたタンカーが橋桁にぶつかり、長い間下り線が使えなかったのは記憶に新しい。
復旧工事期間中、上り線を対面通行にしていたので、路面上の標示を見ると逆走しているような感覚になったのを覚えている。


完全復旧まで7か月の月日を要した。

元の姿に戻って、「さぁ大勢のお客さんを迎えるぞ！」と意気込んだのに、
その年の暮れにはCOVID-19騒動が始まって橋を行き来する人は激減。

ツイてないよね。





上層が道路で下層が鉄道の2階建て構造。

道路は片側3車線で制限時速は80km/h。電車はJRと南海電鉄が仲良く同じ線路を走っている。

吹きっさらしの大阪湾上、風速規制がある。
鉄道は風速30m/sで通行止め。車はそれよりは条件が緩いが、年に1度くらい、全面通行止めになることがある。

橋の上は何度も通っているが、下をくぐるのは初めて。

海には29基の橋脚がある。



飛行機が着陸してきた。
どこのかな？と見ると、UPSの飛行機。貨物便の発着はかなり増えているとニュースで言ってた。
国際線が大減便の今、貨物便が来ることは営業上重要だろう。

関空連絡橋から阪神高速4号湾岸線と関西空港自動車に分かれるジャンクションの所まで来た。

ウエハースのようなビルは、りんくうタウンのランドマーク、地上56階のりんくうゲートタワービルだ。

あのビルの横にある〈りんくうタウン駅〉から鉄道でひと駅、橋を渡って〈関西空港駅〉に行ってみた。

JR関空快速で橋を渡る。

和歌山と淡路島の間、紀淡海峡あたりがよく見えた。

関空が近づくと、道路が真横に。


関空に様々な国の航空機が並ぶのが待ち遠しいな。


りんくうプレミアムアウトレットからの関空連絡橋




[泉佐野市]
　　　　　　人口　　98,596人 (2022年7月末現在)
　　　　　　面積　　56.51平方キロメートル　
キャッチフレーズ　「世界に羽ばたく国際都市　いずみさの」