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カテゴリ:大阪府自治体巡り
大阪市西淀川区のテーマは「難波八十島」。
古代の大阪の地形は、大阪湾が生駒山のあたりまで入り込み、現在とは大きく異なっていた。 7000年から6000年前の大阪 地図の真ん中、半島のように突き出ているのが上町台地で、大阪城・大阪府庁があるところ。 赤い印のところが西淀川区にあたる。 河川による土砂の堆積によって、西淀川区のあたりは多くの島が生まれ、古代に「難波八十島」と呼ばれるようになり、現在も西淀川区には、御幣島、姫島、百島、中島、西島、出来島、歌島、竹島など「島」が付く地名が多くある。 御幣島から加島まで歩くことにした。 JR東西線「御幣島駅」から。 難読駅名に入る「御幣島(みてじま)」。 駅の階段を上がるとすぐ脇に西淀川区役所がある。 区役所前には渋滞で有名な歌島橋交差点。 以前は川だったのかな? 銀杏の葉っぱを拾っている女の子、ウォーキングしているご夫婦、憩いの緑地のようだ。 この辺りの地名は西淀川区御幣島 「御幣島」は地名にも駅名にも残っている。 御幣島という名の由来は、14代天皇・仲哀天皇の皇后である神功皇后がこの地に住吉神を祀り、「御幣」を献げたことからだとか。 それは神話の域を出ない気もするが、天平期には「御幣浜」という地名で記述があるので、非常に古い地名であることは間違いない。 この御幣島公園が神功皇后が御幣を献げたと伝わる住吉神社の跡地だ。 明治までは神社があったそうだ。 水運に優れていた御幣島は平安貴族のレクレーションの場で、歌遊びなどに興じていた。島が多くあり、きっと風光明媚な場所だったのだろう。島の向こう、茅渟の海に沈む夕陽を見ながら歌を詠んでいたのかもしれない。 今は住宅と工場が混在している。 集合住宅は多くないが、マンション計画が増えているのか、ある工場に「マンション建設絶対反対」の横断幕があった。何となく複雑そうな問題のような気はする。 東大阪とは違って工場の規模が中規模のところが多く、住民が増えれば今まで当たり前に出来ていたことに対するクレームが増えるだろうしな。そういう事だけではないのかもしれないけど。 地名が「御幣島」から「竹島」になった。 竹島になると住宅は減り、両サイドが企業さんになった。 給食企業の魚国総本社、ここが本社だ。 シノブフーズ おにぎりでよく食べてるな。 この日は見ていないが、西淀川区で食品関係の会社といえば、歌島に江崎グリコの本社がある。 この日のゴールの加島駅が近づいたので横道に入ると、 趣のあるお宅があった。 駅近くにある竹島公園 「天神社跡」の碑がある。 碑のそばまで行って写真を撮りたかったけれど、すぐ横のブランコで楽しんでいるご家族がいたので遠慮した。 京都や奈良の観光地でなら写真が撮りやすいけれど、観光地でない所での写真撮影は気を遣う。人が写ったらボカシをいれるし、車のナンバープレートにもボカシを入れるようにしているが、それは自分だけがわかっていること。 「安まちメール」という大阪府警のメールを登録していて、何年か前に、「マクドナルドはどこや? と子供に尋ねた不審者が出ました」というメールが送られてきて、うっかり子供に道も尋ねられないと思ったことがある。少人数で遊んでいる公園で撮影するのは控えるようにした。 “不審者のおばちゃん”になったら目も当てられない ゴールの加島駅 駅の北側には集合住宅がたくさん。北新地駅まで9分で便利だものね。 10分かからずに梅田に行けちゃうなんて、散財してしまいそうで私は住んだらいかんわ。 駅の北側は淀川区加島で西淀川区ではない。 地上をビュンビュン新快速が疾走しているが、加島駅は東西線の駅なので地下。 JR東西線「加島駅」から我が家に帰った。 [大阪市西淀川区] 人口 95,479人(2022年7月末現在) 面積 14.22平方キロメートル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.09.10 13:20:06
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