最終章その後、メルは傷も小さく痛がるそぶりも見せなかった。 でも、傷跡は触るとなんだかプヨプヨした感じ。腫れてる? でも、触っても痛がらないし、熱感や赤みもないので心配はいらないと判断。 1週間後の抜糸も無事に終了した。 心配の種を運んでくるのはダンケだった。 傷はいつまでも赤く、腫れた感じ。 触ると明らかに痛がるわけではないけど、嫌がって逃げようとする。 いつもは従順なダンにしては珍しい事、やっぱり痛いの? 抜糸がすんでもなかなか腫れが引かず、残糸も一本発見。 この糸を抜いてもらっても人間の小指の先くらいの大きさでしこりが消えない。 そのうちしこりが赤くなり、真ん中が膨らんできた。 即、病院へ連れて行く。 真ん中をチョンと破り、膿を出し、中を消毒液で洗浄。 この時の処置の道具がまた問題で、医療現場にいる私からすると 「そんなんでいいの?!」って感じでまたしても不安が膨らんじゃった。 その後は、自分で膿を絞り・消毒・抗生剤を塗るという処置をした。 飲み薬の抗生剤も効いたのか、一旦はしこりが消えた。 でも油断するとまたしこってる~~! ・・・こんな事を数回繰り返した。 病院では手術をすすめられたけど、乗り気になれない。 ちょうどその頃、ネットで同じような「タマ傷」を手術するというのを見た。 たまたま、その後お会いすることができたので見てもらった。 ・・・この時かなりヘベレケになっていたのだがこのことだけは忘れなかったらしい・・・ 繰り返すなら手術した方が・・という意見だった。(はず) また悩める日々が始まった・・かのようだった。 しかしその後も繰り返すものの悪化はせず、回復も早くなってきていた。 「手術はしない」と決心して処置に精を出し、繰り返しがなくなった。 涼しくなる頃にはずっと残っていた「しこりの種」もとうとう消えた! 先っちょからたまに出ていた膿も出なくなった。 メルのお腹もだいぶ毛皮が戻ってきた。 ・・・もう勝ったも同然!! きっとこの先も油断禁物なんだろうけど、とりあえずこれで安心。 手術後のダンは覚えてしまったマーキングが止まるわけもなく、 最近ではメルのストーカーと化してしまっている。 メルは相変わらず食欲の鬼。でもとりあえず体重は現状維持できている。 オールシーズンドッグとなったのでこれはかなりのメリットとなった。 これからは立派なオナベ&オカマの道を歩んで行くことでしょう。 我が家のオナベ&オカマ&悩める母を今後ともよろしくお願いします! 読破していただいてありがとうございました。 |