カテゴリ:ささやかなしあわせ
今年のゴールデンウィークは節約休暇。
転職前の有給消化で旅行したことから、消費節約に努めました。 基本的に読書三昧ということで本を買い込み外出を控えることになりました。 こういう時に限って行楽日和の良い天気です。 3月に旅行した時は雨続きでした。まあ、こんなこともありますね。 数冊のうちの一冊が東野圭吾のミステリー小説『幻夜』でした。 何故、東野圭吾『幻夜』なのか? 半月程前の4月17日にJ-COMのTBSチャンネルHDで観た番組がきっかけ。 東野圭吾の記念碑的名作『白夜行』原作のドラマ『白夜行』全11話 山田孝之、綾瀬はるか主演で2006年にTBSで放送されたもの。 先日、映画「白夜行」が堀北真希主演で来年初春公開というニュースが。 堀北真希がブティック経営者を演じるには若すぎる気がしますけど・・・ 『白夜行』は去年だったか、同じTBSチャンネルHDで数話を観ました。 今回は全11話一気に放送でしたが、10時間もの長時間。 過去に観てないところと、第1話、最終の第11話を観ました。 原作小説は未読ですが、たぶんドラマ脚本の方は主人公に好意的な記述かな。 雪穂は稀代の悪女のはずですけど、綾瀬はるかちゃんのファニーフェイスでは、 おもわず雪穂と亮司(山田孝之)の生い立ちに同情してしまいます。 ということで、『白夜行』続編とか、『白夜行』三部作の第二部とか言われている、 『幻夜』をゴールデンウィークに読んでみようかなと思ったわけです。 『幻夜』は、文庫本でも800ページ近い分厚い小説です。 ちなみに、『白夜行』は更に分厚く850ページ程。 さて、『幻夜』は、1995年1月17日の阪神淡路大震災の日から始まります。 この日がポイントです。 『幻夜』のヒロイン美冬は、自分に係わる人物を不幸に陥れ、 その人達を踏み台にのし上がって行く、稀代の悪女でしょうけれど、 東野圭吾も大震災という人の不幸から傑作を生み出す点では同類か? この時代設定がなければ、『白夜行』第二部と言われる『幻夜』は書けなかった、 とは思いますけど。 終盤の展開は面白かったですが、読後の気分は重~いです。 やっぱり、女性は強いものだと思います。 最近、草食男子とか言いますが、女性は明らかに肉食でしょうね。 『幻夜』の美冬=『白夜行』の雪穂を連想させる記述が数多くあります。 阪神淡路大震災という天災を利用して他人になりすますという離れ業。 雪穂が経営していたブティックが、『白夜行』ではR&Yであるのに対し、 美冬が勤めていたブティックは、『幻夜』ではホワイトナイトと合致しませんが、 ドラマ『白夜行』のエンディングを観た後ならば、雪穂=美冬で決まりしょうか。 雪穂=美冬だったら殺人教唆をはじめ数々の悪行を平然とやってのけるでしょう。 でも、『幻夜』をドラマ化するなら、美冬役は綾瀬はるかでは無理かも。 あの可愛らしい顔つきでは稀代の悪女役は厳しい。 美人で長い睫、やや吊り上がり気味のアーモンド形の目、という容姿からは、 柴咲コウとか沢尻エリカとかが適役でしょうか。 『白夜行』も手にいれたので読んでみます。 ドラマ『白夜行』 → 小説『幻夜』 → 小説『白夜行』 この順序だと、どんな印象を持つのでしょうか。 東野圭吾が、個人的に憧れる女性像はスカーレット・オハラとか。 『風と共に去りぬ』のヒロインですね。 『白夜行』『幻夜』でも重要なキーワードはスカーレット・オハラです。 『白夜行』三部作の第三部が刊行されるとしたら、今度は900ページ? ページ数なら、『白夜行』三部作と『風と共に去りぬ』全五巻はいい勝負かな。 【ブログランキング参加中】 応援宜しくお願いします!確実に開くまでしばしお待ち下さい ブログ村 通販ブログ BlogPeople「稼ぐ話/アフィリエイト」ブログランキング ブログケンサクエンジン [東野圭吾] ブログ村キーワード [綾瀬はるか] ブログ村キーワード お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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