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和泉式部日記は高校で数回教えた。
受験の問題にもなっているし、私にとっては身近な存在だ。 しかし、20代、30代の頃の読みはなんと浅かったこと・・。 二人の皇太子(兄弟)に愛された「プレーガール」として 韓国ドラマさながらの味付けをして、 授業をしたことさえあった。(それなりに女子高校生は興味を示していたけど・・) 最近は、 なんか人間存在のもつ哀しさ、やるせなさを 彼女の歌から感じる。 そして、 私だけじゃないのよね と1000年以上前の女性から慰められている そんな感じもする。 性空上人のもとに詠みてすかはしける くらきより くらき道にぞ 入りぬべき 遙かに照らせ 山のはの月(拾遺集) あえて現代語訳は書きません。このまま味わってみたい歌です。 もう一首好きな歌 物思へば 沢の蛍も 我が身より あくがれいづる 玉かとぞみる(新古今集) 天才詩人です。 なんとなく潜在意識では思っていても 心にさえ浮かんでこないようなことを 言葉にしてしまえるなんて。 今、授業するなら どうやってするかな。 たぶん、淡々と・・・だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月27日 09時15分09秒
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