巨大イモムシ
カブトムシの幼虫を飼い始めて今年で3年目になる。1年目は普通の土で育てたので、ものすごい小さな成虫しか生まれなかった。2年目は腐葉土で育てたが、天然のカブトムシほど大きくならなかった。そして、3年目巨大幼虫の飼育に成功した。去年の今頃の幼虫と比べると、4、5倍は大きい。なんでこんなに大きくなったのか。腐葉土のほかにたんぱく質のえさを食べたからだ。そのえさとは何とカブトムシの幼虫だった。今年はたくさん幼虫が生まれたので、飼育ケースに20匹入れていた。それが昨日腐葉土を交換しようとしたら10匹しかいない。腐葉土をよく見ると、食べられた幼虫の残骸があった。幼虫は共食いして大きくなることがわかった。カブトムシのメスは一ヶ所に多くの卵を産む。それが全部育つのではなくて、一部しか成虫にならない。その代わりに仲間をえさにした天然のカブトムシは大きくなるのだ。