蜷川作品
演出家の蜷川幸雄さんがお亡くなりになりましたね。子供を産んでから、なかなか行く機会が減ってしまいましたが、観劇が大好きな私。劇団四季を中心に、月1本は必ずお芝居を観に行ってました。パンフは必ず購入し、観劇したチケットはスクラップ保存し、劇の感想を書き留めておくのが、私の中のルールでした。久しぶりに、観劇日記を見てみると、ありました。蜷川作品。2003年12月23日 土曜日もう、13年前ですね(笑)作品は、リチャード三世。その時に、私が、書き留めた感想を掲載させていただきます。~~~~~リチャード三世 蜷川幸雄演出 2003年12月27日(土) 18時30分~ 日生劇場 S席 1階D列14番 リチャード三世 演出:蜷川幸雄グロスター公リチャード(リチャード三世):市村正親エリザベス:夏木マリアン:香寿たつきバッキンガム公:瑳川哲朗クラレンス公:高橋長英マーガレット:松下砂稚子ヨーク公爵婦人:東恵美子【ストーリー】ヨーク家とランカスター家の対立(薔薇戦争)真っ只中のイングランドで一時平和をもたらしたのは、王、エドワード四世。だが、醜く残忍な王の弟グロスター公リチャードは王位継承権のことごとくを暗殺し言葉巧みに市民を操り、ついには王位の座についてしまう。しかし、その破滅は密かに忍びつつあった・・・。 【感想】ストーリーというか、薔薇戦争の関係系図が非常に難しく理解に苦しむので、ストーリー云々についてはコメントを控えるとして。。。まず初っ端から度肝を抜かされたのは、天上から次々に落下してくる馬やら薔薇やら袋やら・・・。あの演出にはびっくり!ラストでリチャード三世が殺された後も、同様にステージ上に次々に落下物が落ちてくるのだけど、それが一度頂上に登りつめたものの、破滅への一途を辿ったリチャードの人生そのものを表している気がした。それがとっても虚しかった。相当な悪者なのだけど何故か憎めない、市村正親演じるリチャード三世はそういうキャラクターなのだ。演出では他にも驚かされることがいっぱいで、通路にまで役者が下りてきたり、市民集会では、観客をも市民のように扱ったりと、イヤでも引き込まれる舞台。蜷川幸雄演出の舞台、もっと見てみたいな~って思いました。 ★木梨ノリさん&安田成美夫婦に会いました~★ ~~~~~蜷川作品を生で観ることができてよかったです。久しぶりに生のお芝居を観に行きたいな~と思う今日この頃です。