■ガラスの仮面の概要
演劇を題材にするだけに、漫画の中で劇が演じられる場面が多く、
本作品独特の雰囲気を生み出している。
作品中で登場人物たちが演じる劇は、『嵐が丘』『奇跡の人』など著名な作品もあるが、
中盤以降は一部を除き美内すずえ自身の手によるオリジナルである。
オリジナル劇の内容は、
初期にはたんに上演シーンを示すことが目的で
その筋立てなどはあまり詳細に語られなかったが、
マヤが一人芝居をするようになってから以降は劇中劇がストーリー性をもち、
詳細に描写されるようになった。
■ガラスの仮面のあらすじ
かつて、舞台『紅天女』(くれないてんにょ)で主役を演じ、
大女優と謳われた月影千草は、芸能界を引退し、
今は横浜で静かな生活を送っていた。
そんな月影の下をたびたび訪れる男たちがいた。
大都芸能の社長令息・速水真澄と演出家の小野寺一である。
彼らは原作者から『紅天女』の上演権を譲られている月影から上演許可を得て、
女優の姫川歌子主演で『紅天女』を上演しようと目論んでいたのである。
しかし、月影は『紅天女』の主演は
自分もしくは自分が育てた女優にしか演じることは出来ないと言って、
彼らの申し出を拒絶する。
そして、10年待って、自分が育てた女優が大成することが出来なければ、
上演権を譲ると言い放つのだった。
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