★派手な宣伝で儲かっているように見えた宝石販売のミキが民事再生法★
宝石貴金属小売業で「じゅわいよ・くちゅーるマキ」「ジュエリーマキ」運営の株式会社三貴が、2度目となる民事再生法の適用を申請した。負債120億円。過度な多店舗展開が首を絞めた?テレビやラジオ、チラシ等で派手にPRしていた貴金属販売の大手「ミキ」が民事再生法の申請に追い込まれた。多店舗展開による固定費増や広告宣伝費、人件費増が負担となり、売り上げが伸びない中で戦線の縮小が後手に回ったらしい。経営者はともすれば、店舗の数や社員の数で「成長企業」と他人に見られたい欲望の罠に陥る危険性がある。マネジメントが出来る人材もいない中を、無理して店舗数を増やすと赤字店舗が増え赤字を垂れ流すことになる。赤字店舗が増えれば健全に見える収益もどんどん悪化して企業の耐力を奪ってしまう。小さな会社を安定した成長路線に伸ばすには、多店舗展開や異業種への急な進出よりも、私は人件費も要らず、景気に左右されない不動産貸し付け事業の拡充を選ぶ。収益物件を購入して家主業への道を選ぶ。アウトレットモールのように店舗を沢山集めた賃貸業も良し、貸しビルも良し、賃貸マンションやアパートも良しとする。売り上げだけを追求する商売はどうしても収益に波があるので不安定になりやすい。「ミキ」もテナントとして借りる側より、貸す方の家主業に目を向けてていれば、少しは違った展開になっていたかもしれませんね。 ★ブログ記事が参考になったり、面白かったらバナ-をクリックしてね★