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2018.02.21
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カテゴリ:マンガ
我慢できずにアフタヌーン最新号を読んでしまいました!


アフタヌーン2018年3月号 [2018年1月25日発売]【電子書籍】[ アフタヌーン編集部 ]

前回の考察外れた…トホホ。
まーそれでもめげずにもう少し「宝石の国」についての考察を続けていきます。
以下ネタバレ。








※これまでの考察は
【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その1/アフターマン
【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その2/作ったものの行く末
をご覧ください。





宝石の国1巻【電子書籍】[ 市川春子 ]








これまで考察その1考察その2 で登場キャラの正体と真意を考えてきました。
その考察をまとめると

〔1〕肉=アドミラビリスの正体
過酷な環境を生き延びるための人為的なミュータント。

〔2〕魂=月人の正体
人間の意識だけをコンピューターに移したデータ人間で、実体は触れるホログラム。

〔3〕骨=宝石人の正体
金剛先生のなりそこないを先生が削った(生まれてすぐは金剛先生と同じ顔)。

〔4〕金剛先生は何故祈らないのか
人間に復活してほしくて、その可能性をつぶしたくないから。

と書いてたんですが、見事に〔3〕宝石人の正体は私の予想はずれました!
アフタヌーン2018年3月号によると、宝石人は生まれた時から個性がありました!
金剛先生と同じ顔してたなんてとんでもない。
むしろ、育ての親である先生に似たくて、外見を滑らかに削って、わざわざ白粉はたいて肌を白くしてました。
逆!
ワシの説、全く正反対!

宝石人はインプリンティングした先生そっくりになりたいんでしたのよ。
なんて健気!

いちおー、金剛先生のなりそこないの可能性もまだなくはないです。
宝石人第一号は自然発生的に生まれたように見えましたが、先生の破片が落ちて…ていう可能性もゼロではない、と思わんでもない…。

ふと思ったんだけど、先生、案外あんまり世界のこと知らない感じなんだなー。
禁則事項で喋れないこと多いっぽいけど、喋ってもたいして変わらない感じ。
肉の者のことも知らなかったし、宝石人が骨の者と呼ばれてるのも知らなかった。
アドミラビリスはあの伝説「魂と肉と骨に分かれ」をいつ知ったんだろう。
やっぱり月人からだろうか。
すると全部わかってるのって月人だけなんかなあ。

月人ともめてるのも禁則事項のせいで、実はそんなにふかーい考えはないのかもしらん。


まそこは置いといてですね、今回は続きとして

〔5〕罪深きもの=流氷の正体

〔6〕フォスフォフィライト=七宝?説

について書こうと思ってます。



〔5〕罪深きもの=流氷の正体

最初に言っておきますが、だらだらと長いわりに結論はあんまりまとまってません。

これねー、普通に考えたら流氷は宝石人のなりそこないなんですよ。
てゆーか、流氷が進化したら宝石人になったというか。
宝石人を知性と自我ある存在たらしめてるインクルージョン、私は人間が開発したナノマシンだと予想してますが、海に溶けているインクルージョンが低温により水ごと結晶化して、ぼんやりと自我や知性を持って、なんとなく悲鳴?をあげたり、意味のあるようなないような会話をしたり…。
ナノマシンがうまいことダイヤとか石英とかええ感じの結晶になれなくて、中途半端にとりあえず水の結晶「氷」になりました、的な存在じゃないかしら。

アンタークチサイトを見ると、別に常温で液体でも、硬度が低くても、宝石人として個を確立できるじゃないですか。
なんで流氷は、ていうか水の結晶は「宝石人」になれないんでしょう。
固体化する時に体積が増えるっていう仕様のせいでしょうか(結晶の配列がゆがむ?)。

ところで月人は月面に宝石人を粉末にして撒いてますけど、あれ、ただの嫌がらせじゃないと思うんですよー。
地球の海の再現したいんじゃないかしら。そういう実験じゃないかしら。
地球の海には古代生物のデータを持ったインクルージョンが堆積してて、それが結晶化して?宝石人になるじゃないですか。
月には水があんまりないもんだから海は作れないんだけど、宝石人を粉にして砂にして堆積したら、そこから新しい結晶、新しい宝石人が生まれそうな気がしません?
実際はできなかったみたいですけど、そういう期待の元に実験しててもおかしくないんじゃないかなー。


そこで思い出したのは「グラン・ヴァカンス」に出てくる砂浜。


グラン・ヴァカンス 廃園の天使1【電子書籍】[ 飛 浩隆 ]

かなりネタバレ言いますので注意!

この話は未来のコンピューターゲーム、いわゆるヴァーチャルリアリティが当たり前になった世界観で、人類は五感ごとゲーム内にダイブして遊んでいたんです。
そのダイブする時のアバター(プレイアブルキャラクター、本人そっくりだったりカスタマイズしたり)が、個人情報保護の観点からというか色々理由はあるんですがとにかくそのアバターが、毎回廃棄される、ということになってるんです。
ご存知のように?コンピューター内で一度保存されたデータってなかなか完璧には消せませんよね。
全世界からゲーマーがゲーム世界にダイブしてきて、ダイブが終わる度?にアバターのデータを消去するんだけど、なんしか膨大な処理なので、実際はデータを細かくクラッシュ?するだけなんです。
そのクラッシュされたアバターのデータ、ゲーム世界では意味のない砂つぶのような小さなデータが積もり積もって砂浜になっている、という設定なんですよ。

なんか美しいですよね(ですよね?)。

本物の人間バラバラにしたらグロいんですけども、そこはデータだからサラっとしてる。
砂つぶ一粒一粒が、誰かの爪の形とか、髪をかきあげる癖とか、そんな小さなデータなんです。
それがもう星の数ほど降り積もる、延々と続く砂浜なんですよ。
たくさんの思い出がキラキラしてますやん?

その砂浜から、たまにチートなアイテムが生まれるんです。ゲーム内の物理法則を変えられるような魔法のようなアイテムやチートキャラが。
それは積もりに積もった人間のデータの砂つぶが、なんかのかげんで再びくっついて結晶化して、新しいデータというかアプリというか塊になったもの、なんです。
その結晶を使って魔法的なプログラムコードを駆使して敵と戦うお話。


「宝石の国」の話にもどりますが、宝石達の粉末でできた月の砂浜、どうしてそこから新しい結晶は生まれないんだろう、新しい命は生まれないんだろう。地球の海と何が違うんだろう。

そこで思い出すのは金剛先生の言葉「罪深きもの」。
もし私の予想通りに、流氷と宝石人が同じインクルージョンの結晶違いみたいな存在だったら、宝石人も「罪深きもの」ってことになっちゃうじゃないですか。
でも先生の言い方だと、「宝石人達と違って罪深い流氷」みたいな、はっきりそうは言ってないけど、そんなニュアンスを感じるんです。
宝石人には罪がない。

じゃあ流氷は宝石人とは全く異なる出自の存在なのか、宝石人は宝石になるときに罪をあがなってるってことか、どっちかになるじゃないんかな。
で、私は後者だと思う。
宝石人(の中のインクルージョン)は罪をあがなっている、だから月面の砂浜実験は成功しなかった。
(もしくは罪の部分だけ海に置いてきた、とか)

つまり?罪がない?と、宝石人は生まれない?、宝石人は元の野生?のインクルージョンには戻れない?、てことかと?(?)

宝石人は発生してすぐは、まるで赤ちゃんのような知性行動でした。
つまり、生まれ変わった、ってことでしょうか。
生まれ変わりによって罪はリセットされた?
新しい命として、新しく教育を受け、新しく仲間に囲まれて成長し、新しい存在になる、生前の罪はもう関係ない、うん、そりゃそうだ。
生まれる前のことなんて知ったことか!

じゃあその流氷の罪、古代人の犯した罪ってなんやねん、て謎が残りますね。


例えば、肉の者達は食料として開発された種族だった、とか。
災害を生き残った人間は資源不足により同種をミュータント化し家畜化し常食していた、とか。
支配者達は、老人性の痴呆を防ぐために、骨髄に脳機能を補助するナノマシンを入れていた、記憶を結晶化して保存していた、とか。
体が朽ちても、骨髄の中のナノマシンは生き残り、海に堆積し、たまに流氷として結晶化する、とか。
人体実験、カニバリズム、何がなんでも生き残ろうとした罪…

なんてね。



最後に

〔6〕フォスフォフィライト=七宝?説

この説はネットで目にしただけなので、伝聞的な紹介です。
フォスフォフィライトが「七宝」に近づいてるんじゃないか説です。

「七宝」とは仏教において貴重とされる宝「金、銀、瑪瑙、瑠璃、しゃこ、真珠、まい瑰」の七つ(by ウィキペディア、諸説あり、機種依存文字で漢字が出ない、他の考察サイトの人ってどうやってるの?)だそうで。
フォスフォフィライトが合体したものばっかりやん!

しゃこと瑪瑙はアクレアツスの貝殻と中の瑪瑙、金と銀はフォスの腕になった金と白金の合金、瑠璃はラピスの頭、真珠は月で入れられた目玉、と六つも揃っちゃってます。
そして「まい瑰(まいかい)」は、赤い宝石だそうです。

シンシャじゃん!

フォスとシンシャはそりゃあ惹かれあってるように描写されてきましたよね。
シンシャと合体?したら、フォスが「七宝」になってしまう!?

で、七宝になったら何がどうなるんや?

海に落ちても白粉が取れなくなってるので「人間」に近づいてるのでは?とか、7巻扉絵で弥勒菩薩像のようなポーズを取ってるので救世主になるのでは?とか。
作者の市川春子さんは仏教系の学校出身だそうで、だから「宝石の国」にも仏教を元にした設定があるんではないか、と言われています。
モチーフとしてはそうかもしれない。
でも物語としてどういう意味があるのか。

フォスは宝石人達の進化の形、進むべき道かもしれない。
宝石人は、美しい姿、不老、食物を必要としない、直接子孫を残せない…。
まだ発生して数千年だし、月人襲ってくるせいで緊張感があるから間が持っているけれど、このまま古代生物メンタルで、同じ姿で何千年何万年と生きたらいつか崩壊しそう、月人のように生きるのに疲れて死を望むだけの退廃した存在になってしまいそう…

変化、変わること、新しいこと、が必要なんだ。
フォスは多分可能性なんだ。
新しい変化をもたらす者。
希望。
みんなもうんと変わってみたらいいのだ。



関連項目
【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その1/アフターマン
【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その2/作ったものの行く末
【ネタバレ】マンガ「25時のバカンス」読んだ!

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※PS.「禁則事項」は昔懐かし「涼宮ハルヒの憂鬱」から持ってきました。


涼宮ハルヒの憂鬱 角川スニーカー文庫 / 谷川流 【文庫】

角川系だからkoboにないのかしら…(角川は独自の電子書籍あるから)
※追記!
楽天koboに涼宮ハルヒシリーズふつうにありました。アフィが見つけらんなかっただけか…









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Last updated  2018.02.23 15:59:03
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