年頭の指針
一昨年初頭、刀剣鑑賞手入れに於いて、柔らに柔らの道があり、剣に剣の道があるように、刀の鑑賞手入れに【刀の道】が有っても良いのでは無いか。正しい観刀作法に始まり、諸処の刀剣知識を覚え込み、自らを映す鏡として捉え、正しい人間修養の器として昇華出来るのではないか。と、年初に当たり此のブログに記載しました。当該記事は下記をクリックして御覧ください。【刀道】其れから二年、日々刀を愛玩鑑賞しながら、刀に恥じない毎日を過ごせたのだろうかと自問する事しばしばです。刀は何時も変らない光彩を放っていますが、刀身に相貌を映して鑑賞するとき、月日の流れを感ぜられずにはいません。年を重ねる度に修養も重ね、聖人君子に近づくかと云えば決してそうではありません。年を重ねる度に欠点が増幅され、より頑固頑迷になるのが通常のようであります。年の初め何時も反省して思うのです。今年こそ、直刃の刃紋のように真っ直ぐな生き方をしたいと・・・愛犬のラッキーも無事新年を迎えました。足が弱って来ていますが、元気に庭を散歩しています。今年も、春は梅や桜の匂いを感じて、夏には大好きなスイカを食べて、元気に秋から冬を迎えてもらいたいと願っています。