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カテゴリ:自分のこと
私は小学校5年から剣道を始めた。
母が体の弱かった弟を鍛えるために習わせて、そのついでに私も習ったのだ。 それが、弟より私のほうがはまってしまった。 それ以来看護学校を卒業するまで、ずっと剣道をしてきた。 運動神経はないが、剣道というスポーツとは相性がいいみたいで、わりと強かった。 剣道の何がいいかと言うと、「己に勝つことが大切」というところだ。 「どんなに剣道が強くても、自分の甘さに負けていたらそれは剣道が強いとはいえない。」と恩師のK先生は何度も言われた。 K先生には本当に鍛えられた。 休むこともなくかかり稽古を1時間近くさせられる。 押しもすごくて何度もこかされる。 立つのが遅いと足で蹴られる。 今じゃあ考えられない練習だった。 でも、そのおかげで、高校のときは中国大会に出場できた。 米子であったが、緊張して1回戦で負けたけど。 看護学校へ行ったら、もう剣道はやめる気だったが、K先生から怒られて、医学部の剣道部へ入部した。 剣道部には女子がいなくて私が初めての入部だった。 練習は高校時代に比べたらさほどきつくなかったが、試合前になると長時間稽古した。 そして、医学部と看護学生が参加する西日本医科学生剣道大会の女子の部でなぜか優勝してしまったのだ。 その大会は高校時代の中国大会で1回戦で負けた会場であったから、気合が入っていたのかもしれない。 生まれて初めて1メートル以上のトロフィーをもらって嬉しかった。 勢いは続いて、九州と山口の医学部と看護学生が参加する剣道大会があって、これには女子の部はなくて、初段以下の男子と女子の5人抜き合戦があった。 これに、全部相手が男子だったが、女子で初めて5人抜きしてしまった。 そうして大きなたてをもらった。 子供たちが剣道を始めるきっかけとなったのは、このトロフィーとたてが欲しかったからだった。 でも、子供たちは練習がきつくて本気でしない。 そこで、私も20年ぶりに剣道を再開することにした。 子供たちの見本になるためだ。 防具は先生に貸してもらった。 しかし、年には勝てない。 頭では当時のままを描けるんだが、体がついていけない。 でも、少しずつ大人も練習しだして、今は男性3人、女性2人である。 私は目下忙しくて練習に行ってないが、そろそろまた練習をしようと思っている。 子供たちも前の試合でいい成績をとったものだから、練習も本気でやりだした。 私は剣道を通じて、多くのいい経験をしてきた。 これは私の人生に大いにプラスになっている。 また、人生においてかけがえのない友だちも得た。 本当に剣道をしてきて良かったと思う。 今も剣道をしているママさんたちと仲良くさせてもらっている。 明日は、その忘年会。 なんか、楽しみ!!(^v^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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