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カテゴリ:タイ
突然ですが、皆さん。
注射は好きですか? まぁ、普通の方は好きでもないし、出来る限りそんなもんは打ちたくもなし、 寧ろ、関わりたくもないですよね。 もし、貴方の周りで「好きだ」と答える人がいたら、 その人は注射を打つのが得意な看護士さんか、筋金入りのジャンキーの どちらかだと思うので、特に後者の場合は今後の付き合い方を改めることをオススメします。 さて、何でこんな話しを冒頭でしたのかというと、 今日はプッシャーに注射器でイッパツ、キメてもらったからです。 じゃなくて、 今日は、バンコクの赤十字に予防接種を受けにに行ってきました。 場所はタイの渋谷「サヤーム」の裏手、歓楽街で有名な「スリウォン通り」の ちょうど向かい側に広大な敷地を構える「スネークファーム」の中。 入り口をくぐってすぐの所にある、赤十字のマークを冠した洋館です。 ここは我々バックパッカーの間では「世界でも有数の安値で予防接種が受けられる」 ということで知られたところで、バンコクを拠点にインドやアフリカなど、 辺境&僻地に旅立っていく世界中の旅人が難病奇病の予防接種を受けに集まります。 ちなみに、今回私が受けたのは黄熱病とA型肝炎。 以下、そのスネークファームでの予防接種の受け方のレクチャーをします。 重厚な造りの古い洋館の中に入ると、まず左右に分かれて幾つかの番号が書かれた 部屋があります。入り口正面に案内板があるので、その中で 「トラベルなんとか(忘れた)」と書かれている表示があるNo.4の部屋へ行きます。 部屋に入ると、冷房がきいているにも関わらず、脂と汗でテカテカしているオヤジが 仏頂面で出迎えてくれます。「お客様に向かって何てツラだ!!ファック!!」と 言ってやりたいのを我慢して、愛想笑いを浮かべてテキトーに 「イエローフィーバー(黄熱病)」「A~、A~(「肝炎」という単語を知らない)!!」 と騒いでいると、申し込み用紙とアレルギーや過去の病歴に対する調査用紙を 眉一つ動かさずブッキラボウに投げてくれるので、「ボケナスがぁぁあああ!!」 と叫びたいのを我慢して、それらを大人しく記入しましょう。 記入が終わると、ものの2、3分で診察券を作ってくれます。何の愛想もない 寧ろ高圧的な態度と声で「じゃー、これ持ってNO.5の部屋行って」と言われるので、 「テメーにゃ世話になったな、このブタ野郎!!」と吐き捨てたくなるのを我慢して、 大人しくNo.5と書かれた隣の部屋に移動します。ちなみに、 このとき診察券の作成料として20B掛かります。オヤジが「チップをよこせ」と 言っている訳ではないので、腹が立っていても大人しく払ってあげて下さい。 No.5の部屋では、スタンプや書類が並んだ机の向こうに受付のオバちゃんがいます。 壁には、世界各国の医師会の偉人たちの写真が所狭しと並んでいます。 その中に、我らが日本医師会の第一功労者、野口英世の写真も 高らかと掲げられているのを発見して、日本人として嬉しくなってしまいます。 先ほど作成した書類と診察券を提出すると、「はい、アンタは~、黄熱病とA型肝炎ね」 「今までアレルギーとか入院歴とかないけど、間違いないね?」と、 口答で書類の質問を改めて聞かれるので、間違いがなければ[Yes」を連発しましょう。 質問が終わると、また別の紙を渡されて「No.3行ってね~」と言われるので、 診察券とその紙を持ってNo.3の部屋に直行します。 入り口を入ってすぐ右にアクリル板で仕切られたカウンターがあるので、 そこで予防接種の代金を払います。ちなみに、黄熱病は700B(日本円で約2100円)、 A型肝炎で1150B(約3500円)。その他、希望すれば破傷風や赤痢、コレラや B型肝炎の注射も日本に比べると格安で、しかも予約もなしで受けることが出来ます。 料金を払うと領収書と一緒に箱を渡されます。 「オイオイ、俺が頼んだのは薬じゃなくて注射だぜ!!」と言いそうになった所で、 「それ持ってNo.5行きな」と言われるので、もう一度No.5の部屋へ行きます。 「恐ろしくて失禁してしまいそうな人」や、 「3分置きにタバコを吸わないとイライラして死ぬ」という人は この間に出すものを出したり、吸うものを吸ったりして下さい。 ところで、病院といえば「白衣の天使」ことナース様。 イヤな病院でも、これだけが楽しみ!!キミが側にいてくれれば、俺は何だって 頑張れるんだベイベー!!と声を大にして叫びたいのですが、 このバンコクの赤十字に関しては「あれ?俺の天使たちは何処?」と 思ってしまうくらい肝心の看護婦さんたちの姿が見当たりません。 「いったい、誰が注射してくれるんだろ?」と思いながら再びNo.5の部屋に行くと いました、白衣の天使!! ……だった人。 「俺の夏は、甲子園は、ここで終わったば~い!!」などとは思わず、 「ベテランは痛くない!!ラッキー!!」と自分に言い聞かせ男らしく腕をまくりましょう。 そうすれば「おにーちゃん、そこ座って腕まくってね~」と優しく微笑んでくれます。 そして、さっき貰った箱。 中身は注射器だったんですね。上の写真は黄熱病の注射器。 そしてこっちがA型肝炎。 ってか、キャラメルの箱でも渡すかの如く注射器を渡しちゃうって…。 もしかしたらそのまま逃亡して、別のもを注射しちゃう可能性も なくもない気がするのですが。 「打たれている間、どういうリアクションをとろうか?」 と悩んでいましたが、そんなことを実行に移す間もなく、 注射はあっという間に終わってしまいます。 流石ベテランだけあって、殆ど痛みを感じる間もなく終了。 両肩にバンドエイドを張られてカウンターで予防接種の証明書となる 黄色の手帳を受け取って、はい、解放という形になります。 非常に簡単。 皆さんも、僻地に旅行に行かれる際は、ぜひバンコクにお立寄のついでに 予防接種を受けられることをオススメします。注意一秒怪我一生。 若くて美しい天使さんにオチューシャされたい方は、 普通に国立の病院等でも予約なしでできるそうなので、 そちらに行かれても良いかと思います。 予防接種が終わったらそのまま裏手のスネークファームを見学してみても良いでしょう。 こっちネタはまた明日。つづく。 * * * * * 今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、 堀明則さんのブログです。 香港で起業した社長の和僑のススメBlog その堀氏が経営する会社のサイトです。 【ホープウィル投資管理株式会社】 マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業 Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd. +++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑ 1日1回、クリックして下さると狂喜乱舞します。 ありがとうございます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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