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カテゴリ:カンボジア
皆さんこんばんは。
私は今、タイから国境を越え5カ国目 カンボジアにいます。 今私がいるのは彼の世界最大の仏教遺跡、 世界遺産アンコールワットのあるシェムリアップという街に来ています。 ちなにみ私がここに来るのは2回目。 初めてここを訪れたのは今を遡ること4年前、2004年の4月。 バンコクからシェムリアップを結ぶバスは、まずタイ側の国境アラヤンプラテートまでの 200kmあまりの道のりを約3~4時間、アスファルト舗装された道を冷房の効いた車で 快適なドライブを我々旅行者に提供してくれました。 そして辿り着いた国境の街は、巨大なバスターミナル兼市場のような場所に、 労働者と、乞食と、乞食なのか労働者なのかよくわからない人が 山のようにたむろしており、当時甘ちゃんだった私は大いにビビリまくりでした。 更に、旅行会社のスタッフに引率されて国境を越えると、 そこは赤土の砂埃が舞うバラックの固まりのような街。 全く舗装されていない、ゴミだらけの汚い道、アラヤンプラテートよりも 更に数の多い乞食、しつこいタクシードライバー、物売り、荷物持ち、その他有象無象が しつこく付きまとってきては、引っ切りなしに左右から何かしらの言葉を わめき散らしてくるので、恐ろしくてチビりそうになります。 だが、そんなものはこれから始まる死のドライブの序章に過ぎなかったことを そのときの私は知る由もありません。 旅行会社のオフィスで3時間程待たされ、やって来たバスは 韓国の中古車らしき、ハングル文字が扉に書かれたヒュンダイの超オンボロバス。 一応、クーラーは入っているらしいのですが、殆その役割を果たしておらず、 生暖かい風を「もわぁ~」と私に向かって吹き掛けています。 シートのスプリングはくたびれ果ててダルダル。もちろん、 リクライニングなんてシャレた物は着いていません。 そんなオンボロバスに限界まで人を押し込めバスは走り出したのですが、 この道のりが本当に地獄のようでした。 カンボジアやタイに於いて、1年で一番暑い時期が4月に当たります。 場所によっては気温は40℃を軽く超え、突き刺すような日差しが、 人間という生き物の生気を際限なく吸い取っていきます。 そんな日差しに照りつけられて乾ききった大地は、地平線の果てまで 見渡す限りの赤土の平原。火星の風景を連想させるような殺伐とした風景の中に、 今にも風が吹いたら崩れそうな家に、如何にも貧しそうな人々が 暮らしていることを伺えます。目の前に、圧倒的スケールを持って迫ってくる 「カンボジアの貧しさ」が、日本で甘ったるく育った私の心をえぐるように掴みます。 そして何よりも、道が酷い。 舗装も何もされていない、本当に穴ぼこだらけの道をオンボロバスは 砂埃を撒き上げながらガコンガコンと進んでいきます。 乗っているだけでヘビメタバンドのライブに行き、最前列で頭をフリフリ しているくらいの揺れを強制的に我々に体感させてくれます。 そして大きな穴や溝にバスがハマると、その瞬間、 バスのドアが「バタン!!」という轟音を立てて全開になり、 猛烈な勢いで赤土の砂埃が車内に入り込み、その扉を閉めようとすると、 ドアの取っ手がポロリと取れてしまうという漫画のような展開。 そんなドライブと途中2回の休憩を挟み8時間続けることにないります。 常に上下左右にドンブラドンブラ揺れるバス。 車体はその度に「ド-ン!!ドーン!!」と派手な音を立てます。 最初は元気でおしゃべりを楽しんだり、お菓子を回し食いしていた白人たちも、 次第に言葉少なくないり、そして最後には押し黙ってひたすら揺れに耐えています。 休憩場では物売りの子どもや鼻垂れ坊主に何故か 「チョースケシンダー!!チョースケシンダー!!(故いかりやちょうすけのことだと思う)」 と叫びながら付きまとわれ、レストランでは「日本語で女の口説き方をおしえろ」 等と馬鹿っぽい顔をした店員にまとわりつかれ、 夜中の11時頃、ようやくついたシェムリアップの街では、 水揚げされ、そのまま放置されて腐乱した鯖のようになっていました。 そんなステキ思いでロード、バンコク→シェムリアップ。 あれから4年。 今回のルートはバンコクからカンボジアに入り、 首都プノンペンを経由してベトナムに入り、そのまま北上。 途中でラオスに入り、ヴィエンチャンからタイに戻ってくるというものです。 「またあれに乗らなきゃ行けないのか…」と思うと、 果てしなくブルーになっていきますが、 このバスに再び乗らないと、ベトナムに辿り着くことさえままなりません。 覚悟を決めて、カオサンの旅行会社でシェムリアップ行きのバスを予約しました。 つづく。 すみません、今いる場所のネット環境が悪過ぎて、上手くネットを接続できません。 明日場所を変えて、この続きをアップさせていただきます。 写真は、国境近くの食堂で見かけた子ども。 * * * * * 今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、 堀明則さんのブログです。 香港で起業した社長の和僑のススメBlog その堀氏が経営する会社のサイトです。 【ホープウィル投資管理株式会社】 マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業 Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd. +++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑ 1日1回、クリックして下さると狂喜乱舞します。 ありがとうございます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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