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カテゴリ:スペイン
さて、動物愛護団体のバッシングにも、
読者様がたの「牛がかわいそう」「残酷だよ」という声にもめげず、 スペインの国技として確固たる地位と人気をしめる闘牛。 朝、牛に追われて、その勢いと恐ろしさに圧倒されて 路肩に逃げ出したチキンな私。牛の恐ろしさを知っているだけに、 この闘牛士たちの戦いが、如何に危険で勇気のいるものであるか、 ひしひしと感じることが出来ます。 それにしても、如何にショートはいえでも、 相手は理性もへったくれもない暴れ牛。 今回もそんな暴れ牛の猛突進をかわしきれず、 股間を突かれて退場となったかわいそう…というか、 同じ男として痛痛しすぎる闘牛士がいました。 それでも、退場の時は勇敢なる闘牛士に会場から 拍手と歓声が沸き上がるのは、やはり人々が彼らのことを 男として尊敬しているからでしょうか。 それでは、そんな闘牛士たちの華麗なるテクニックをご覧下さい。 まずは、マントひとつで、まるで風に舞う綿毛のように 牛の攻撃をかわしていく准闘牛士。 十分に助走を付けて、まるで暴走する軽トラックのように向かってくる牛。 それをマントに注意を引きつけて、 落ち着いて身を一歩引くだけでひらりとかわす。 頭から地面に突っ込む牛。お見事!! 会場中から「オーレー!!!!」という声援が飛び交い、 拍手が鳴り響き、興奮した連中がワインをぶっかけ合います。 続いて、牛にサーベルを突き立てるマタドール。 向かい合い、メンチ切り合う牛とマタドール。 生死を掛けた真剣勝負。牛が前足で土を蹴り上げ土埃が舞い上がる。 彼らの間で熱い火花が散っているのが見える気がします。 火花がぶつかった瞬間、突進を掛ける牛!! 大きく身をよじらせて、その凄まじい突進をかわし、 サーベルを心臓目掛けて背中へ!! 刃渡り60cmはありそうなサーベルを一気に根元まで!! 手を離して完全に牛の攻撃をかわすも、 直後、牛の目がマタドールを捉えます。 そして、反撃!! …かと思いきや、足取りがふらつく牛。意識も朦朧としているようです。 そして、程なく頭から崩れ落ちて息を引き取りました。 お見事!! 実は、見ていると流石に牛という生き物は生命力が強いらしく、 ちょっとやそっとでは死なないようで、このサーベルを刺すという 作業(?)も、通常は2、3回行われるのが普通です。 これで仕留められない場合は会場から大ブーイング。 指笛やら野次、空き瓶や残飯が飛び交います。 それが、この写真のマタドール、 この日最後のエキシビジョンだったのですが、 彼はこの牛をこの写真のたった1撃で仕留めてしまったのです。 この時の大歓声たるや、本当に凄まじいばかり。 投げ捨てた帽子を広いスタンドに向かって頭を下げ、 再び手にした帽子を高々とかざすと、それこほ本当に 割れんばかりの拍手と歓声が会場を埋め尽くしました。 鳴り止まないファンファーレ。止まらない大歓声。 闘牛が閉幕したというのに、会場はいつまでも興奮のるつぼの中でした。 さて、この闘牛を見ている間のお話し。 実は渡し、他の日本人たちと席が離れており、 一人寂しく闘牛を観戦することになるかと思っていたのですが、 何と、私の後方に座っていた一団が、レストランのオーナー&その家族、 及び従業員チームで、私が日本人で、しかも一人で見ていると 知るやいなや、まずは「まぁ、飲め飲め」と、メチャクチャ美味しい 自家製のサングリア(本当に美味しい!!多分、人生至上No.1)を コップに注いで出してくれ、その後、クラッカー、ナッツ、 これまた本当に美味しい、レストラン特製のチキンとトマトの煮込みの 挟まったサンドイッチ(しかもデカイ)、食後にこれまた自家製の チョコレートチュロスに濃くて美味しいコーヒーまで出してくれて、 至れリつくせり。言葉は殆ど通じないですが、 彼らのオープンで暖かい心と親切心に本当に感動しました。 オッサン初め、チーム・デ・リストランテの皆さん、本当にありがとう!!!! ちなみに、私以外のチーム日本人は、一番興奮の渦中にあった 観客席に座っていた為、みんな頭からワインを被って 変な色になっていました。いやー、みんな悪いねぇ~。 ちなみに、スペイン語で牛のことを「バカ」と言うそうです。 なので、レストランやバーで「バカ!!バカ!!」と連呼していれば、 とりあえず牛肉だけは食えることが分かりました。 ペラペラのゴム草履のようなステーキですが、久しぶりの肉。 折角牛追いに来てるんだから、牛くらい食っておかないとね。 野宿だし。↓寝床。 パンプローナの「サン・フェルミン」。牛追い以外にも、 陽気でノリが良くて、そしてフレンドリーなスペインの人たちの 笑顔をたくさん見ることが出来る素晴らしいお祭りです。 一日のシメは、恐らく毎晩何千単位で盛大に打ち上がる花火。 夜空に輝く大輪の花を、みんなで芝生に腰をおろして 安ワイン片手にワイワイ言いながら眺めるのは至福の時間でした。 が、 花火の最中に鞄を盗まれました。 まぁ、幸い中身は殺人レベルで臭い靴と、 買ってから1回も洗濯をしたことがない寝袋と、 中で洗剤をぶちまけてしまって悲惨なことになっている風呂セット、 あとは穴の開いたTシャツくらいしか入っていなかったので、 精神的なダメージは先日の詐欺程ではなかったですが…。 ちょっと目を離した隙にやられました。 やはり、スペインは恐ろしいところですね。 US$500を詐欺師に盗まれて、鞄&中身を盗まれて、 牛追い中に腕時計をなくして、しかも、昨日は パリの地下鉄の中で6年間使い込んだお気に入りのサングラスを忘れました。 …最近、本当に色んなものが無くなっていきます。 そういう時期なんですかね。 とりあえず、牛追い&パリライフは楽しいので良しとしましょう。 「サン・フェルミン」は、野宿さえ気にならなければ、 本当に誰でも参加出来て楽しむことが出来る門戸の広いお祭りです。 機会があればぜひ、盗難と紛失に牛に気を付けて、 参加されてみることをオススメします。 より深く、そしてより身近に、 スペインの人たちのことを感じることが出来るはずですよ。 にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑ 「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、 クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * * 今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、 堀明則さんのブログです。 香港で起業した社長の和僑のススメBlog その堀氏が経営する会社のサイトです。 【ホープウィル投資管理株式会社】 マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業 Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd. +++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++ 国際電話低料金サービスをご提供しています。 こんな方に・・ 「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」 「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」 ◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します! ◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます! お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼ http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202 +++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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