テーマ:お勧めの本(7262)
カテゴリ:日々の事とか本とかゲームとか
ただいま!!…ってまたすぐ出かけるけどさ
とりあえず買った本を置きに来たので…ちょこっと日記 もやしもん(1) もやしもん(2) 前にどっかの書評で読んで「面白そう~」って頭の隅に引っかかってたコミックス 2冊一緒に並んでたので買ってきた…けど2巻のカバーは1巻のとイメージが違ってるので 2冊並べると「ん?」ってカンジがしちゃうんですけど(汗) 主人公は菌が見える大学生…ってことなので、2巻にも仕掛けがしてあるのが可愛い (ヒント…本を閉じたまま、いろんな方向から見てください♪) 不思議な少年(4) もう4巻目だ!!早ッ! …って言ってもだいたい1年に一冊の割合?? なんかこれで日記終わるのもなんなので(明日は日記書けるかどうかわかんないし…) 去年、某所に書いた3巻の「リチャード・ウイルソン卿とグラハム・ベッカー」感想をコピペしていきます(汗汗汗) ************** 不思議な少年(3) ここでは誰にも罰せられることはない 復讐をするには 絶好の地なのだ 「リチャード・ウイルソン卿とグラハム・ベッカー」 金髪碧眼の美少年(ある時は青年)が、人間のさまざまな営みや感情を時間も時空も越えて見つめ続けている…ってオムニバス形式の話もこの3巻で10話…あいかわらずの力強さで面白かったです。 「二人のレディ・エッシャー」のような強くてカッコいい女性の人生を描かせたら、この人最高に上手いよね さらに「末次家の三人」はショートムービーみたいで面白かった! でも3巻の私のイチオシは 「リチャード・ウイルソン卿とグラハム・ベッカー」 このサスペンスには手放しでヤラレタ!! 20世紀初頭の話で…貴族であり冒険家のウイルソン卿が仲間と共に南極の極点を目指すんだけど… 到達する前に仲間は全員死亡。生き残ったのはウイルソン卿と密航者で自称大工のベッカーのみ。 凍傷で片足を失ったウイルソン卿は否応無しでベッカーの世話になるんだけど、そのベッカーはウイルソン卿が少年の頃に知っていた貧しく卑しい父子の父親にそっくりで… しかも少年だったウイルソン卿はその父親を彼の息子の目の前で殺していた!……という事を思い出して… ここからのウイルソン卿の苦悩と恐怖の書き方がすごい!です 「あの時の息子か?」 「違うのか?」 「殺されるのか?」 「殺すのか?」 山下さんは「若くて美しいゆえに傲慢」って人間の描き方が上手いんだけど、このウイルソン卿はさらに貴族という事で「あたり前のように生まれる身分差別」ってのを真っ向勝負で描いてます。 卿の少年時代のエピソードなんてモロにそれだもの… しかもそれは「忘れたい思い出」で実際忘れていたし!そうでなくても卿はこの密航者に酷い扱いしていたし!「卿は絶対殺される!!」って思いながらドキドキして読んでたよぉ。 でもね、このベッカーは献身的に卿に尽くすのです。卿の凍傷の足を切断して治療し、アザラシを狩り、船を改造したソリを作り…極限の中でふたり生き残る為に! すごいのは最初ただ不気味な顔に描かれてたベッカーが、段々カッコよく描かれているんだよね~それだけでウイルソン卿の心の変化がわかるんだよーー(笑) あいかわらず「殺すか?」「殺されるか?」なんて考えてるんだけど なんだーーこいつー!ベッカーの事好きになってきてるんじゃん!みたいな(笑) そりゃ極限状態にふたりっきりだもん。心だって許すよなぁ~(笑笑) でも…最後まで読んで… 「うわぁぁぁぁぁぁ!!」となりました!!! スゴイ!この話!深すぎる!! それから…最初から読み返すと…… 以下ネタバレ多少含みます 生き延びる為にいらない物から、次々と捨てていかなければならない状況で「何を最後まで取っとくだ?!」とベッカーに問われた卿が「日記」って言うんだな。 生きるか死ぬかの状況で「日記」…… これを出版して「俺とお前は英雄になる!」と卿が言った時のベッカーの無表情な顔がすごく良いです!!(最初読んだ時はそうでもなかったけど、読み返してみるとすごいよ!この演出!!ヤラレタ!) そのあとの卿の「ベッカーお前なら何を最後まで取っておく!」の詰問と卿の心の揺れもスゴイけど!! さらにベッカーの「強いて言えば(最後に取っとく物は)ウイルソン卿だべか」の答! そのコマの静けさと続く無音の8コマの演出が好きだーー! 「生き残る為にベッカーを捨てるんじゃなかったのかい?」…という金髪の少年の問いかけに 「いや…死んでも捨てない…」と答えるウイルソン卿がこれでもか!!ってくらいいい男でさーー もらい泣きするほどだよーーー もうね、半年もふたりっきりで生活しててさ、冗談言ったりするような仲になってさ、その上で見詰め合うふたり…とか萌るんですけど!!(おい!) 氷山の上に寄り添って座ってるとことかさーーラブ以外のなにものでもないっす!!(こら!) しかもベッカーが最後まで取っておく物は「ウイルソン卿」だし!!(この答えも読み返してみると、かなり凄みのある答えなんだけど!) それで最後にこの展開!!ビックリした!マジで!こんな事やられちゃ「うわぁぁぁぁぁぁ!!」と叫んで倒れるしかないデスヨ… 第4巻は2005年初秋予定…ですか… 待ちきれにゃい…… 不思議な少年(1) (収録作 「万作と猶治郎」 「エミリーとシャーロット」 「狐目の寅吉」) 不思議な少年(2) (収録作 「鉄雄」 「ソクラテス」 「タマラとドミトリ」 「レスリー・ヘイワードと山田正蔵」) ↑1巻と2巻も、もちろんみんな面白いですよ♪ *********** 改行とかそのままなので、読みにくかったらゴメンナサイ(汗汗汗) じゃ!行って来ます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.21 13:32:35
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