ライダーと戦隊はやめられない！

BL本モノのカテゴリは分けた方がいいなぁ～と気付いて（いまさらかよ！）
とりあえず今日から分けることにしました
昔書いた記事は分けるの面倒臭いのでそのままであります（おい！）
興味のある方は「日々の事とかマンガとかゲームとか」のカテゴリで探してくださいね
（普通の本もBLもオイラにとっては“日々の事”ですので/汗）
でも
これからも今まで通り「これはBLですよ～」と最初に明記しますし
「大人の感想」部分は（笑）反転いたしますので
苦手な方はこれまで通り「ヤバイ！」と思ったら自己責任で退却してね♪
（「ライダーと戦隊は～」は健全なブログを目指しております/笑）


ではでは、改めまして……


コミック（ま行）人は愛を食べて育つ

「人は愛を食べて育つ」舞妓マリー （東京漫画社）

全部で８編の短編集です
絵柄はちょっと不安定なところがあるんだけど
雰囲気のある絵でいいですよん♪♪

「春眠は今　土の香り」
「すぐそこにほら君の香り」
「女の勘は…」
この連作はツボでした♪
40代で独身の絵画教室の先生と20代後半でゲイのサラリーマンの恋が
ゆっくりゆっくり進行していくところがすごく好きです
お互いの心を手探りしながら愛を確認するもどかしさ
心だけの繋がりだけじゃ不安なのにそれ以上は「男同士」ということで躊躇してしまう…
そうそう！これこれ！！これがBLの醍醐味ですよーー
「ただのエロ話じゃないよ」「身体より心だよ」ってのが
BLには必須条件なんですよ！それがあるからBLが好きなんですよ！！（熱弁！）
もう少女のように頬を染める先生が可愛らしすぎです
（イマドキの「少女」が頬を染めるかどうか知らんけど）
「それを何という」の中年カップルの話も
お前らどーしたいんだっ！ってモドカシサがたまらないですよん♪

表題作の「人は愛を食べて育つ」は
愛されなくて寂しい子供…という、よくあるって言えばよくある設定の主人公が
街中で仲良し家族や年配の夫婦を見て寂しさを募らせていくあたりの描写が秀逸！
特に赤ちゃんに指を握られて「うっ…」っとなってしまうところとか
とても丁寧で好きだなぁ～～


そして「ダイヤモンド」
この短編集で１番のお気に入りです♪
主人公のカズはバンド仲間にちゃんと「男の恋人もいる」ってカムアウトしてるんだけど
（その経緯は描かれてないので、どういう状況でカムアウトしたのかはわからない）
そのことで仲間に気まずい思いをさせちゃいけない…って常に気を使ってるのね
仲間は「きもくねーんだけど」って言ってくれるんだけど
「俺のせいで皆が嫌な思いしたり、そんなの絶対嫌なんだ…」と
カズはやっぱり気をまわしちゃうんだよなぁ～
バンドの仲間はそんなカズの事ちゃんとわかってるから
サイトのBBSに書き込まれた「おたくのベーシストさんホモなの？」という中傷を
「こいつ何も知らないくせにっ」とカズの目にふれる前に消してたりするんですよ
（この辺のさりげない描写が好き♪）
カムアウトする方の心境も、される側の心境もきちんと描かれてて
しかも彼らの想いがちゃんといい場所に着地してて、読んでて気持ちいい話でした♪

あと収録されてるのは
「ララルラ・ルールー」「丑三つ時のギシギシ・アンアン」
もうタイトル通りのお話でシュテキ♪（笑）
そしてカバー下の表紙もシュテキシュテキ～～！！（マジで吹き出しましたよん）





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