《1998年に結成された、佐藤良成(vo、g、フィドル、mand)と佐野遊穂(vo、hca)による男女ポップ・デュオ。2001年にファースト・アルバム『for hundreds of children』を発表。アイリッシュ・トラッドを想起させるノスタルジックな楽曲、朴訥でいながら凛とした歌声で人気を集める。2007年には舞台『砂利』や映画『包帯クラブ』の音楽を担当するなど幅広い活動を見せる。2008年6月、6作目となる『まっくらやみのにらめっこ』を発表。》~CDジャーナルより~
今年のフジロック出演アーティストの予習で、初めて聴いてみたら気に入ってしまい、アルバム(2枚組のベスト盤)も買ってしまいました。そしてフジロック’11のオレンジコートのステージも見て益々好きになってしまいました。そしてそして単独ライブの参戦も決めました。(笑)
東名阪のクラブクアトロにて「クアトロオデオン」と題したライブの開催、渋谷のクラブクアトロでは3度開催されます。第一夜はフェス真っ只中、サマソニ前後だったものだから、ちょっと遠慮(?)して私は第二夜に行くことにしました。
彼らのコミュニティを見て着席ライブだと知ったのは当日、早めに(18時30分過ぎ)クアトロ入りしたつもりだったけど、既に席は埋まっていていつも通りに立ち見することに。でも後方の柱際でなかなか見通しの良い場所を確保しました。。ファン層は幅広い。いつものロック系のライブとは雰囲気は違う。落ち着いた大人の雰囲気のクラブクアトロでした。
2人が登場、そしてバックバンド無しの完全アコースティックライブでした。佐藤さんのアコースティックギターと遊穂さんのハーモニカのみという。けれども、少ない音源でも
美しい生ギターの艶やかな響きと倍音からなる豊かな臨場感に圧倒されました。遊穂さんのハーモニカも曲によって持ち換えるという懲りよう。5本ぐらい用意されていて、微妙な音色の違いを聴かせてくれました。遊穂さんの通りの良いハイトーンボイスと佐藤さんの温かくて素朴な声の質の対比がまた素晴らしかった。
音楽だけじゃなくて、2人のMCも最高に楽しかった。“月曜日なのにたくさんのお客さんに来てもらってうれしい。裏ではユニコーンもやっているのに……。ユニコーンはさぞ困っているだろうね”等というジョークを飛ばしたり、悪天候で中止になってしまった8月26日の「Slow Music Slow LIVE ‘11 in 池上本門寺」公演の話もしていました。“中止は残念だったけど、雷に打たれて死ななくて良かった。ハンバートハンバートが落雷で死んでしまっても、中途半端なロックスターだよね。”などと他愛もない話でお客さんを笑わせていました。当日はBDIも単独ライブやっていたのだけど、それは言及しなかったですね。さすがに。。。(笑)遊穂さんのMCも3部続きになっているような展開、第一夜の続き話だったりしたのだけど、第一夜に来なかった人には分からないよと相方の佐藤さんに突っ込まれていました。その2人のやりとりが何ともほのぼのとしていて、微笑ましかった。
演奏時間はアンコール含め、中間の休憩タイムを除いても実に2時間たっぷり。それが全く時間の長さを感じることもなく、あっという間に時間が過ぎた感じでした。バックバンドがないせいか、盛り上がる所では手拍子という乗りでした。
ちなみに第一夜はバンドセットだったらしく、各回趣向を変える《クアトロオデオン》みたいですね。第三夜も楽しそうです。行こうかな(^^;)
この曲も演奏してくれました。