フジロックの直前に行った単独ライブがFun.でした。フジロック前に書きたかったのだけど、書きそびれてしまいました。記憶も薄いのですが、記録として残しておきます。
たった1回の単独公演はソールドアウトでDuoは満員盛況。客層はインディロック好きというよりは、流行に敏感な音楽好きが集まったという雰囲気だったかな。年齢層男女比とも偏りは無かったです。
一言で言えば、ヴォーカルのネイト・ルイスを中心にしたインディ・ポップ・バンドでした。ともかくビックリしたのがネイト・ルイスの声量。声の質の透明度、キレ、伸びとも、近年のロック・ヴォーカリストでは比較する相手の記憶が無いくらい凄みがあった。言葉も明瞭で明確に聴き取れるから、恐ろしく気持ちが良かった。
声域としては、ややハイトーン寄りなのかな。ドスの効いた声ではないが、フォルセットボイス好きには、また新たに魅力的な人が加わったといった感を強くしました。
オーディエンスの合唱は、所々で沸き上がったけど、やはり一番盛り上がったのは、大ヒット曲「WE ARE YOUNG」。散々聴きまくった曲だけど、飽きが来ないのは歌唱力つまり声に凄みがあるからだろうな。
バンドサウンドとしては、ネイト・ルイスのヴォーカルを引き立てる、カチっとした音で派手さはなかったものの、適切。整理されていて聴きやすかった。
演奏時間はアンコール含めて1時間15分程度だったけど、特に不満はなかった。多分、今後は渋谷Duoのような小さな箱でやることもないだろうから、正に語りぐさになるかもしれないライブだったかもしれない。
次のアルバムの出来しだいでは、アリーナクラスのバンドになるのでしょうね。実力は既にワールドクラスなんだから。
一応今のところ、2012年年間ベストライブ候補です。