カテゴリ:いぬ
今までの私は、人間が無責任に無駄にしようとしている命を 自分自身の手ですくおうとしていたように思う。 獣医として治療を施すことにしても、さくらや捨て猫たちを拾うこと。 直接命を救うことは、わかりやすい責任の取り方だった。 飼い主にすてられ、保健所に行く予定だったさくら もう、明日はガス室で処分される予定の部屋で 自分を捨てた人間を待ち続けていたかえで。 倉庫にダンボールで雨の日に捨てられていたセロ君。 自分自身の手で救える犬や猫の数は知れている。 保護してしまうたびに、もう今度は拾わない・・・・と思うけど そんなことできなかった。 人間の罪はそれだけ重いから。 命を軽んじた人に、いつかはそれを知って欲しいから彼らを助けたかった。
昨日はじめて、違う形で犬や猫たちを救う人々にであった。 ちばわんさんの、犬親会でボランティアをした。 わたしが担当したのはフリーマーケットの売り子と、保護親さんたちのサポートだった。 やったことといえば、たくさんのリードや首輪を売って、写真を撮ったりすることだけ。 やろうと思えば簡単なことだった。 首輪やリードが売れると、少しの利益がでる。 その利益で保護親さんたちが保護してくれている犬猫の食事が買える。 保護親さんと幸せそうに笑う犬猫の写真をとれば、それをブログや里親サイトに投稿して 新しい出会いの助けになる。 眠れなくて、かえで君と散歩にでた。 空は綺麗に澄んでいて、オリオンが綺麗だった。 シリウスも綺麗に見えた。 かえで君と歩きながらふと思った。
今日は1匹の犬も猫も連れて帰っては来なかった。 体がだるくて眠くて仕方なくなるくらい頑張って、 でも、なにかを為しえたという気持ちはあった。 たくさんの人々が、手分けして皆で救う命がたくさんあった。
こういう方法もあるんだと思った。 もう少し、頑張ってお手伝いしてみようと思う。 今、私にできるのは我が家のメンバーを増やすことだけじゃないと 少しだけ判ったから。 保護親さんたちの頑張りをサポートすることで 次の人への大事なパスが出来ることに気づいた。
頑張れるかな?今も足も背中も痛む。 でも、捨てられたり無責任に飼われた犬猫の辛さにくらべれば 何も痛くない。
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