６＋１＋わたし＝０

皆さんご存知かとは思いますが
私は１０月から犬の里親探しのボランティアをしています。

そこで、私は今まで見ないように見ないようにしていた現実に出会いました。

たくさんの犬や猫が不必要になったというだけの理由で処分されていっていること。

犬にも猫にも人にも何にも代えがたい命が宿っているのではないのか？
常に疑問に思いつつも、目を背けてきたことでした。

ボランティアの皆さんは、その事実を見据えながらも
自分の手でできることを少しずつみんなで協力しながら進めていらっしゃいます。

私にもできることはないか？と思うようになりました。
もちろん、かえで君を引き取ったこともそのひとつですが。

目を背けていた、動物愛護センターの実情を自分でみて考えてみたいと思いました。



ちょうどそんな時、お友達のボランティアさんがどうしても助けたい犬がいるとのこと。
私にもできるかもしれないと、名乗りをあげました

今日、その犬を連れ出す予定でした。
朝の電話･･･「引き出す予定の犬が亡くなった」

正直ショックでした。
処分でなくなるのではなく、過酷な愛護センターでの生活・ストレスそのようなものでなくなる犬猫も多いのだとセンターの先生からお話をお聞きしました。

できるだけのことを必死でしていても、救うことのできない命がある

受け入れがたい大量の現実でした･･･

そして、そのあと･･･



１台の軽自動車が入り口に入ってきました。
中型犬１頭用のケージに窮屈そうに入っていた２匹の中型犬。

おじさんとおばさんがセンターの人に引き渡しました。

直接センターに引き渡される犬は処分の依頼があったということで、
翌日には命を失う予定なのだと、先生がおっしゃいました。

今朝助けられなかった命の代わりにはならないかもしれないけど
助けたい。
そのとき先生が一言「どっちの犬にしますか？」

どうやって選べというのでしょう？
私がつれかえる犬は命を永らえ、もう１頭は死を待つ運命

私は選べませんでした。


左がセッター、仮名「もあ」
右がポインター　仮名「もえ」です

どちらも女の子。
ちょっと一癖ありそうですけどがんばります。
本当はポインターのもえだけを連れて帰ろうかと迷いました。
でも、選べなかった。
なのでもう１匹→ワンモア→もあ　という名前にしました。

もえは残念ながらフィラリア陽性ですが、もあは陰性

これから里親探しが始まります。
助けられなかった命の分までがんばらなくちゃね＾＾