韓国それどころではない
私は韓国や中国の歴史番組をよく観るのですが、いつも不思議に感じていました。王様が重臣達に反対されて、政策を進められない。そうした状況が多いのです。確かに古代中国では国王の兵力が2、二人の宰相の兵力がそれぞれ1づつという国はあった。それゆえ国王は王権の維持に苦労することが多い。逆に力が強くなった臣下が国王に失脚させられた例もあった。最近の出来事を見てて、歴史は繰り返しているのを感じています。韓国の総選挙はまさにそれでした。時代が変わって大統領の選出は一般国民ですが、どうしてこういう、ねじれ状態が起きるのか不思議です。いろんな分析がされているでしょうが、恵まれている層が少なく、生活に苦労している層がなかなか減らないからではないでしょうか。いい状態の時期には体制派、永く続かないうちに反体制派が力を増してしまう。今は国の状況に不満を持っている人が多いので貧しい多数の人々は野党に投票する。結果、政府の政策は実を結ばなくなる。こんな繰り返しなのでしょう。国の安定は中間層の育成なのですがいつまでたっても進まない。韓国の状況はこんなことでしょう。野党は多数の下層の不満を煽り勢力を増す。出来ることは政府と変わらないので仮想敵を海外に求める事で勢力を保とうとする。こういう繰り返しは国の経済状況を悪化していく。韓国の人口半減は衝撃的ですが予測されています。中間層の人口が増えない。下層は増やせない。そんな将来まで無視していくんだから世も末の国ですよね。