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カテゴリ:家族(支援・介護)
今日は、「欲深い人」のことについて書きます。 母が残したエンディングノートに、思い出の品を次に人に差し上げるという欄が ありました。 旅行やお出かけにもよく一緒にいったり、 母が入院中のときも何度か遠方から来てくださったり、お手紙をくださったり、 趣味・嗜好も合うようで、よくIさんのことを話していました。 で、お焼香に来られた時に、母が書き残していた品を、差し上げました。 コレクションしていたたくさんの箸置きや、鳥獣戯画の手書きショール等々。 洋食器に関しては、「お好きなもの」と書いてあったので、Iさんに選んでいただきました。 すると、選ぶ選ぶ! ブランド物を数十枚! 総額3、40万円相当でしょうか。 まっ、 母の希望だし、Iさんにも喜んでいただけるならと
何日か経った頃、Iさんから父へ電話がありました。 「あれから、当時の生徒さんと会食をしたところ、 『私も先生との思い出の品を頂きたい』という方がいらっしゃるのですよ」と。 それを聞いたとき、嫌な感じがしました。 当時の生徒さん達、弔問に来るでもなく、何もなかったのに、「欲しい」というなんて! なんて欲深いんだ! と呆れてしまいましたよ ついては、また伺いたいのでお嬢さんのいる日を教えてほしい…と 後日、私のところに電話がかかってきました。 電話口で、Iさん自身、 (こんなことを言う不躾な方がいるという切り口ではなくて)当たり前のように言うのです。
「まだ四十九日も過ぎていません。こちら(遺族)から申し出る前に「欲しい」と おっしゃるのはいかがなものでしょうか。 Iさんは特別だったのですよ。 どなたが言っているのですか? 」と 尋ねました。 すると「誰だったかしら えっと。。。。」と言葉に詰まります。 「私も今後会うこともない人達だから、云々かんぬん、 頂いたカップでコーヒーを飲んだら、胸が詰まって飲めなくって。 あれから、2、3また食器を思い出したので、また伺わせていただきますね。 よろしくお願いしますね。」と電話を切られました
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Last updated
2013.10.15 10:04:08
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