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テーマ:愛犬のいる生活(77256)
カテゴリ:ペット
16年前、知り合いの方から紹介していただいた千葉のブリーダーさんのお宅で勘吉と出会いました。
その年は3匹のトイプードルが生まれたとのことで、面会に行ったのが最初です。 みんな可愛くてどの子にするか悩んだのですが、勘吉が私の膝の上でオシッコをしてしまいその瞬間にこの子にしようと決めました。 直感で決めてしまいましたが、その決断は結果的に大正解でした。 勘吉は天真爛漫で無邪気な性格で、人を怖がることもありませんでした。 ブリーダーさんのお宅からうちに連れてくる時も、怖がらず私の膝の上で寝てしまうくらい警戒心がない子でした。 もちろんワンちゃんも大好きで、お散歩していて他のワンちゃんに会うと「キュンキュン」と鳴きながら遊びたがりました。 16歳になっても天真爛漫な性格はそのままで、「パピーちゃんですか?」と聞かれることも多く、親バカですが本当に愛らしく可愛いワンコでした。 甘えん坊で毎日お腹を見せて撫でさせてくれました。 外出から帰ると玄関で尻尾をビュンビュン振って喜んでくれ、子犬の時は嬉しさのあまり嬉ションをしてしまうこともありました。 家じゅう、どこでもついてきてトイレでもお風呂でも必ず待っててくれました。 子犬の時は車酔いをして吐いてしまうこともありましたが、成長するにつれ車酔いすることもなくなり、勘吉を連れてドライブに行くことが私たちの楽しみになっていきました。 犬OKの観光地に行き、犬OKのレストランで食事をし、勘吉の喜びそうな公園を歩く。 本当に色々な場所へ行きました。 勘吉が4歳の時に震災があり、お留守番をさせてしまったことを後悔し平日のお仕事は辞めました。 主人が平日、私が土日祝日のみのお仕事にすることで、勘吉のお留守番を完全になくしました。 勘吉中心の生活になり、お散歩もゆっくりできるようになりました。 毎日お散歩の準備を始めると勘吉がソワソワし始め、スニーカーを履く時には玄関でクルクル回ったりジャンプしたり。 お散歩がとても楽しみなようでした。 その姿がとても可愛く、今でもつい昨日のことのように目に浮かびます。 お芋や栗が大好きで、常備してるシーズンは冷蔵庫を開けるだけで飛んできました。 夜の歯磨きと耳掃除が苦手で、その気配を感じるとテーブルの下に隠れて逃げ回りました。 お薬やサプリを飲むのは得意で、薬とサプリを用意してるとものすごい速さで足元に来てお座りをしていました。 私と一緒に寝るのが好きで、「寝るよー」と声を掛けるといつも走ってきて膝に飛び乗りました。 家じゅうに勘吉との思い出があり、何をしても思い出して涙が出てきます。 毎日泣いてるせいか、目が腫れてる顔が当たり前になってきました。 救いは、目一杯の愛情を注いで育てたこと、毎日「大好きだよ」と伝えられたこと、最期勘吉の苦しむ時間が少なかったこと。 勘吉の死亡届を出し、遺品やストックしていた消耗品は保護団体へ寄付をし、少しずつ頭が整理されてきました。 ケージの置いてあった場所にキャビネットを設置して、骨壷や好きだったおもちゃを置きました。 こちらのキャビネットと椅子は叔母の遺品で、先週譲り受けました。 セリアで勘吉に似たクマのお弁当箱を見つけたので購入。 こちらにも勘吉の遺品を入れました。 勘吉の写真用にフォトフレームを買ってきました。 勘吉の写真や動画は本当に心が癒される。 片付けをしていると気持ちも整理されていきます。 片付けと言っても、最後に勘吉が使ったペットシーツさえ捨てられず、最後に着ていた服や靴下も洗えずにいます。 勘吉の匂いが1番ついてるベッドもそのまま。 勘吉がいないと部屋が広く寒く、1日がやたら長い。 こればかりは慣れるしかないのでしょうね。 本を読んだり音楽を聴いたり。 静かに日常を過ごしていきます。 「星の王子さま」には生きるヒントと学びが沢山ある。 「もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いてる花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる。『僕の花が、あのどこかにある』って思ってね。でもその花がヒツジに食べられてしまったら、その人にとっては、星という星が突然、ぜんぶ消えてしまったみたいになるんだ」 「星々が美しいのは、ここからは見えない花が、どこかで一輪咲いているからだね・・・・・・」 「君のバラをかえがけのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」 (「星の王子さま」 サン=テグジュペリ 河野万里子訳 より引用) 次からお買い物とお洋服のブログに戻していきます。 明るいとは言えないお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.04.11 09:28:16
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