毎年、秋は出張が多く、毎週のように週末出かけていたのですが、
実は、大きな山場だったのが、今日!でした。
県内で1年に1回行われる定期的な集まりですが、
毎回担当を任されるセクションがあります。
これは毎回、目新しいことをやらないといけないので、準備にかなりの時間を要します。
そういえば徹夜しないでこの会に参加したことは、ないですね・・・
今年は、皆既月食もあったので、その撮影の時間を割いたりしたので、
なお、余裕がありませんでした(^^ゞ
その皆既月食の写真は、今回の会のプレゼンテーション中に、
気分転換のための写真として使いましたので、
あながち仕事と関係ないわけではない、と、周囲の人間に言い訳しつつ・・・あはは
見せた写真はこれです。
地球の影を見る皆既月食 posted by
(C)ホシミスト_3013
恒星を追いかける速度で月食をタイムラプス撮影したら、
恒星の動きからは、1時間に0.04°しか遅れない地球の影(太陽の移動速度)の中を
恒星から1時間に0.55°遅れる月が移動していく
(地球の影を、1時間に0.51°の移動角で月が追い越して行く)。
つまり、月が欠けるのではなく、影の中をくぐり抜けていく、
という印象を実感したので、
宇宙空間におちる地球の影を、よりはっきりと出せる合成をしてみよう、
と思ったのです~~
ところで、今回の皆既月食の際に、月が青く見える、ということが話題になっているそうですね。
この現象は、Blue Fringe Umbra で検索をすると、いくつか画像が出てきますね。
Blue Fringe Umbra 皆既中の虹色の月 posted by
(C)ホシミスト_3013
本来、太陽の光を地球が遮ることによって、真っ暗になるはずの影の中ですが、
実は光は地球の大気で屈折されて、ほんのりと影の中を照らしています。
太陽のカクテル光線のうち、屈折率の最も大きな赤い光が影の中に射し込んでくるので、
皆既中の月は赤く見えるわけですが、
実はその影の端っこには、屈折率の小さい青い光も届いているために、
わずかに青く見える部分もある、ということらしいです。
Blueは文字通り青、Fringeは周辺、Umbraは本影、
直訳すれば、月食時の本影の周りに見られる青い光、ということになりますね。