この春我が家に仲間入りした20cmシュミカセ。
土曜日の観望会の時には、眼視望遠鏡として大活躍しました。
ですが、2000mmの直焦点、レデューサーをつけて1400mm、この長焦点を活かした撮影を
是非ともしたい、と願っているのですが・・・
いろいろ問題があるわけで、とりあえず
非力なSXDでも、赤緯モーターを使わなければ、なんとかなるであろう、という予測のもと
ガイド修正なしのモーターまかせっきり追尾で、とにかく撮ってみよう、
と思い立ちました。
そうなると、400mmで80秒ほどであればなんとか、ずれることなく写せる、
このSXDの追尾精度と、私の極軸セッティング、
2000mmだとどれくらいだろう、と試してみると、約30秒、でした。
そうなるとかなり明るい対象しか無理、というわけで、
M42オリオン大星雲を20cm直焦点で撮影してみました。
2014.10/15のM42 posted by
(C)ホシミスト_3013
Celestron Edge HD800(D203f2032直焦点)
Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 30秒×81コマ
Vixen SXD モーターまかせっきり追尾
2014.10/15 自宅庭より
Dark×10 Flat×10 Dark flat×10 Bias×10
PEなのか、点像に写っていたのは81コマ中49コマ
49コマのうち、スコアが高い32コマを選択、
恒星選択を追加してもoffsetできない7コマを除いて25コマをDSSでスタック
PSEでレベル調整、リサイズ。トリミングなし
実はもう一つ、最近知った、Deep Sky Stacker という天体画像処理のフリーウエア、
これを試してみたかったこともあります。
しかし、どういう処理をやっているのか十分につかみきれていなかった最初は、
DSSにいいようにもてあそばれました(笑)。
何度も予期せぬシャットダウンが起きました。
しかも、どうやってもオフセットが取れず、
1枚から5枚程度しかスタックできないんですもん・・・。
ネットで使い方見ると、compute offsetは使わなくてもいい、と書いてあるページもありますが
そのボタンの重要性を、この時は噛みしめました(笑)。
compute offset を押して、offsetできなかった写真に、基準星を追加してゆくことで、
結局25コマのスタックができました。
だいぶもてあそばれて、遊び方がわかってきましたので、
次回からは僕がDSSをもてあそんでやる(^^ゞ
それにしても30秒でここまで星雲を浮かび上がらせることができたのですから、
もう少し露出時間を伸ばせたら、いったいどうなることやら・・・
20cmシュミカセの様な重量物が乗っても、微動が安定している赤道儀が欲しくなりました(笑)