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テーマ:たわごと(26897)
カテゴリ:まる子だより
【なにもかも丸々括り十二月】 まるまる茸
だんだんと年が押しつまってくると、色んな事を括るようになる。有名人をつかまえると「どんな一年でしたか?」、報道番組の冒頭では「災害の多い一年でした」、スポーツ関係では「アテネで盛りあがった一年でした」「プロ野球界が揺れた一年でした」etc、etc...「○○な一年でした」という表現をする。これを聞くと、あーもう年末なんだなぁ...なんて思ったりもして、私にとってはどんな一年だったんだろうとふと考えてみる。 アキアカネさんの日記で、流行語大賞のことが話題になってた。アカネさんも、独自で流行語ベスト10出されていたけど、こちらのほうがよほど世間をみてらっしゃるなぁと思った。どなたが選考委員だったのか知らないが、「チョー気持いい~~~!」が流行語大賞ナンバー1っていうのは、どうもねぇ...あ、北島康介くんはステキだし、彼がどうこう言うんじゃなくて、「流行語」となると違うんじゃないのぉ~と感じてる私。 《この賞は、一年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの》 っていうのが流行語大賞の定義。「チョー気持いい」はテレビや雑誌でずいぶん目にしたけれど、口・耳という部分ではそんなににぎわせたような印象は、私にはない。自分の周囲では「気合いだー!」とか「残念! 斬りっ~!!」「間違いない!」なんていう言葉のほうが、耳にしたし自分でも使ってた。しかも、誰が発表の原稿を作ったのか知らないけど、波田陽区の言葉は順番違ってるよ~! 「って言うじゃない… ○○斬り! …残念!! 」って載ってる...このネタなら、「斬り!!!」が最後に来るんじゃないのかぁ。流行語大賞に選んどいて、間違って掲載してるのもどうなのよ。ん? 私が間違っていたら、誰か叱って~l(^^;) 『今年の漢字』も発表されたらしい。 《災》2004年の今年の漢字、第一位はこの文字が選ばれた。清水寺で森清範貫主が《災》の文字を大書し、来年は災い転じて福となり《和》むような一年にしたいものだと仰った。 確かに、今年は異常な台風の上陸と大地震の発生、イラクでの人質殺害など、天災や人災と思われるものばかりが目立った。アテネオリンピックでの日本人の活躍を誇る《金》の文字は第四位だったし、第三位にも《震》の文字が登場。地震はもちろん、プロ野球界にも激震が走ったことも含ませている。大きく引き離された次点には《韓》の文字が。こんなに大災害に見舞われた年でなければ、第一位となったろう。間違いない!! (^^;) 私自身の今年の文字は《絆》。夫婦の関係を見直すような事件(ちょっと意味深、うふふ♪)があったり、身障者の姪っ子(3才)が七五三を迎え家族の絆を改めて感じたり、長い間不倫を続けていた友人がけじめをつけたりと、人と人との繋がりをとても強く意識してきた一年だったように思う。大好きな大河ドラマ「新撰組」でも仲間の絆を深く考えさせられた。近藤勇や土方歳三にあの時代、『今年の漢字』は? と聞いたら、迷わず《誠》と答えるんだろうな。オダギリジョーの斉藤一が見られなくなって、かなり寂しい私。あ~~~、かっこよかったなぁ♪ クールで力のあるまなざし...ステキ♪ あ、すいません、全く関係なかったし...(^^;) そう言えば、十二月十四日は「討ち入り」の日。赤穂の四十七士の時代には、きっと庶民は、口をそろえて《忠》と言うに違いない。片や、吉良家の縁があった方たちはどうだろう? 《怨》? 笠間から赤穂に移された浅野家を助けるために、塩の製造法を教えた吉良家の恩を仇で返すような販売促進をした浅野家に、逆恨みされて殿様の首を刎ねられたのでしょ? ほんとは...。その後だって、「忠臣蔵」として世に広まってしまった「赤穂事件」のおかげで、吉良家の人々は、ずいぶん肩身の狭い思いをしてきたんだろうからねぇ。こりゃあ、やっぱり《恨》か《怨》になっちゃうんじゃないのぉ。 『今年の漢字』同様、住友生命企画の『創作四字熟語』十選は、さすがに素直に世論が反映されていて納得だ。《様様様様》(ヨン様)や《負犬実幸》(ふけんじっこう)は、思わず「うまいっ!」と叫んでしまった。流行語大賞も、せっかく公に募集して選ぶんだから、素直に順位どうりに発表してほしいなぁ。選考委員なんていらないんじゃないのかあ。 いずれにせよ、来年は、言葉の十二月の括りには、楽しい言葉、やさしい文字が並ぶように祈りたいものだ。災害に遭われた方々には、心からお見舞い申しあげます。厳しい季節、健やかに過ごすことができますように。少なくとも、家族そろって暖かい場所で、新年を迎えることができますように... ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【賢人訓より】 《天網恢恢、疎にして失わず》...てんもうかいかい、そにしてうしなわず 恢恢(かいかい)は広く大きいという意味。 天の網は広くて大きく、目は荒いようにみえるけど、何ひとつ取り逃がすことはない。 つまり、悪いことをすれば、いつかは必ずばれて、報いを受けるということ。お天道様はお見通しなのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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