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2005年08月27日
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カテゴリ:羽駈羽駈旅行記
キャンプ場


川のせせらぎ、鳥のさえずり、セミの声、緑を渡る風、木洩れ日...
久しぶりのキャンプ。ここは群馬県日出島(ひするま)キャンプ場。
利根川が大きくカーブを描き、目の前には「屏風岩」と呼ばれる絶壁がそびえる。小さな滝が落ち込み、静かな林の中に水音を響かせている。

屏風岩がそびえる利根川沿い屏風岩

宵待草の群生の中からSLが走る鉄橋を見る宵待草と鉄橋


夏休みもピークを過ぎ、私たちの他には、父子づれのテントが一つあるだけ。キャンプは初めてという友人夫婦と私の三人での静かなキャンプだ。夫抜きのキャンプは初体験なので、少し不安もあったが、いつもの楽天主義が勝って、どうにかなるさと出かけていった。

このキャンプ場は、すべてがフリーサイト。最低限の設備(トイレ、水場)と、直火OKというキャンパーを信頼する姿勢、町営ならではのリーズナブル料金。私たちのお気に入りのキャンプ場だ。
毎年発行されているキャンプ場ガイドや、アウトドア雑誌などに紹介されているキャンプ場は、サイトが区画されているところが多く、しかもそういうところにかぎって料金が高い。せっかく大自然の中に飛び出したのに、団地のように整然と並んで窮屈にテントを張ることはないと思うのだが...不思議とそういう場所から予約が埋まっていくらしい(^^;)

「オートキャンプ場ガイド」に2年連続で載った私たちのテントサイト
キャンプガイド2004   Cガイド2005


とりあえず車から荷物をおろし、三人で協力しながらタープとテントを張り、道具を並べていく。テーブル、椅子をセットして、バーベキューコンロやツーバーナーを組みたて、旦那様のKくんに水を汲んできてもらう。爽やかな空気の中で、ビール片手に楽しく作業を終えた。

落ち着いて椅子に座り、新しいビールを開ける。冷たい液体が咽喉を通過して、食道を落ちていく感触がなんともいえない。緑色の風が頬をなで、汗ばんだ肌に心地いい。

川沿いから見た私たちのテントサイト
テントサイト


さて、夕食はカレーとバーベキュー。初日はアウトドアの定番料理だ。ツーバーナーのポンピングは男性にまかせて...と考えていると、地元の友人が野菜をたくさん抱えて遊びに来てくれた。キュウリ、トマト、茄子、ゴーヤ、とうもろこし、枝豆などなど、新鮮な夏野菜の山だ。感謝、感謝♪
しばし談笑のあと、食事作りにとりかかる。カレーの材料に新たにゴーヤを加えて、夏野菜カレー。ほろ苦いゴーヤが食欲をそそる。

日が落ちる前にランタンの準備。ホワイトガソリンを入れ、やはりポンピングはKくんにおまかせ。ほの暗くなってきた夕暮れ時、ランタンに灯を入れ、食事の準備も万端。以前、紹介したことのあるホットチキン(タバスコと塩で味付けした鶏もも)やゴマ油の香りも香ばしいササミのねぎ塩、ぶ厚く切ったベーコンや、とりどりの野菜。語り合い、笑い合い、ビールの空き缶がどんどん増えていく。
心許せる仲間と、木々や虫の音、水音に囲まれての一時。おりしも見事な満月。月明りの中で、火を見つめ、バーボンを飲みながら、ゆっくりとした時が流れていく。

ランタンに灯を入れる
ランタンに灯を入れる


翌朝は、仕事に行くというKくんを4時頃に送りだし、奥さんのS子ちゃんと二人、快眠をむさぼる。それでも寝ているのがもったいなくて、5時過ぎには起きだし、コーヒーを淹れた。夜中に降り出した雨もすっかり上がり、濡れた木々や草、小さな花たちが命いっぱいに私を包んでくれる。山の端が明るく輝き、祝福をしてくれているようだ。鳥たちの声に誘われるように、川沿いを歩く。河原の石に腰かけ水面を渡る風に身をゆだね、朝の空気を胸いっぱいに吸い込む。細胞のすみずみまで生まれ変るような心地...1時間ほどの散歩となった。

山の端が明るくなってきた
朝焼け

朝もやをまとう山
朝もやの山


昨夜の残りで、ゆっくりと朝ごはんをすまし、今日は温泉に行こう♪ 町営の「敷島温泉」。露天風呂で、地元の人たちのなまりまじりのおしゃべりに耳を傾ける。胸につまった垢までも、すっかり流れ落せたようだ。

残りものでの朝食
朝ごはん


テントにもどった私たち二人は、一泊の予定をもう一泊することで意見が一致。一日のんびりとして、女二人の夜は、途切れることのないおしゃべりで更けていった。

朝の利根川
利根川

朝の利根川


気がかりだった後片付けも、二人で協力して何とか荷物を車に積み込んだ。キャンプには男手がないと、と思っていた私だが、なんのことはない。いなければいないで、どうにかなるものだ。たしかに大変だけれど、今まで夫に頼りきりだったキャンプ、女だけだってやれるじゃない、なんて妙な自信までついた。天気が荒れなかったのと、どうにもならないほどのハプニングがなかったということだけど(^^;)

キャンプを心から楽しんで、すっかりリフレッシュしてきた。さて、あさってからいよいよ仕事だ。まだまだ仕事モードに切り替われない体と気持を奮いたたせなければ。子供たちが待ってるぞ!





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最終更新日  2005年08月27日 19時39分20秒
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