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テーマ:仕事しごとシゴト(23727)
カテゴリ:給食室だより
明日の給食のミーティングを終え、洗浄場へ。
20人の調理員たちが、それぞれの持ち場へと就き、子供たちが食べ終えた給食の後片付けに備える。 やがて各学校から、コンテナを積んだトラックが到着し、次々とコンテナが下される。午後の戦の始まりだ。 コンテナの片側から食器の入ったカゴを下し、水槽に食器を浸す。大皿、おわん、小皿が水槽の中で山になっていく。 何人もの手でザッとゆすがれた食器を、次々と洗浄機に通していく。 きれいになった食器を、出口で待ちうけ、それぞれの学校のクラスごとに人数分を数えながらカゴに納めていく。 コンテナのもう片側からは食管やバットを下し、残菜を開けたあとお湯で汚れを流れ落とし、それぞれの水槽で洗剤液で洗っていく。残菜は、学校ごとに重量を量り、栄養士さんに報告される。 その後、洗浄機を通し、コンベアで運ばれたものを保管庫へと収納する。 お玉やトングも手洗いされたあと洗浄機にかけられ、食器類や食管類とともに、保管庫の中で高温殺菌乾燥されて、しばしの眠りにつく。 空になったコンテナは、すべて丁寧に拭きあげ、翌日の給食が積み込まれるまでの間、指定の位置に並べられる。 こうして洗浄作業を終えたあと、洗浄機、下水やゴミ置場などを清掃・消毒して午後の仕事が終了する。約4000人分×3の食器やトレイ、6小中学校100余クラス分の食管・バット・お玉、などなどが、一気にもどってきての作業のため、午前中とはまた別の戦場のような有様だ。全てが終了すると、一日無事に仕事を終えた安堵感が洗浄室に流れる。 時に新聞紙面を賑わせる異物混入や食中毒問題と、直に接している私たち現場の人間にとっては、この時間が何よりホッとする一時だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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