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カテゴリ:不動産投資
ここアトランタは、日曜日までの春のような陽気が一転、月曜日からずっと、それも日増しに寒くなってきている。
今日も日中最高気温が恐らく氷点下ではないだろうか。 その中を、昨日までの不動産投資物件に対する融資の取り付け可能性を検討するため、いくつかのレンダー(銀行などの融資機関)に行って来ました。 現在までに見つけられたもっとも条件のいい融資は下記の通り。 1)最大30年 6.74%固定金利 2)最大30年 5.55%変動金利 3)上記(1)と(2)をいつでも何度でも乗換え可能 4)固定金利は、相場の変動により、低くなった場合は無償で変更可能 5)上記(2)は、金利のみの支払いでも可。(その場合は当然30年経っても元金は減らない) 6)元金の繰上げ返済は、どちらの場合も随時可能。無料。 非常にフレキシブルであるが、なんといっても金利が高い。高いといっても一時期の金利に比べれば相当低くなっているのも確かではあるが。 それでも、昨日フリーページに載せた皮算用の6.3%より、0.44%も高い。 この辺の影響度合いは、同じフリーページの不動産の項の「2005年不動産投資その(1)」に検討結果を載せておいた。 詳細はそちらを見ていただきたいが、この0.44%の差は非常に大きい。 いずれにしても、この金利の問題と、もう一つは自己資金の問題。 なにしろ「自分」の自己資金は尽きてしまっているので、なんとかならないか、と考えた。 で、ある悪知恵が浮かんだ。 悪知恵とは言っても、自分ではGOOD IDEA だと思っているのだが・・・ その方法とは、「うちの山ノ神から借金をする」というもの。 我が家の場合、昔から夫婦は独立採算であり、それぞれに銀行口座を持ち、運用は勝手にやっている。 私と違って妻は非常に堅実で、冒険しない。つまり、投資なぞには手を出さず、すべて銀行に置いている。 銀行といっても金利付き当座預金を少々とあとはCD(Certificate of Depositだったかな?)といって少しは金利が付く(現行1~1.5%ぐらい)ものに入れている。 それでもこの時代にこんな低金利(日本のそれに比べたらよっぽどいいが)でお金を寝かしておくのはもったいないと常々思っていたわけである。 そこで、我が家の家計を年度の初めに検討したことがあったが、あの状況を再度説明し、第三者から7%近い金利でお金を借りるのと、自分の家の中でお金を調達するのと、どれだけの差が生じるのかを説明して、出資を求めたわけである。 しかし、これがなかなか難航した。 とにかく、以前日本で勤めていた(中学の教員をやっていた)時の貯金やら、その退職金やらをじっと持っていて、アメリカに来てから上記のCDとか(当時は金利が4~5%もあった)で、じわじわ増やしてきたトラの子である。 いくら論理的に、その方が家庭経済的にメリットがあることはわかっても、今現在は収入がないのでお小遣いを使うたびに目減りする一方であるので、ますます防御的になっている。 そこで、提案。 私に融資してくれたら年10%(単利)で利子を支払う、という申し出をする。 家庭内であるから外へお金が出てゆくわけではない。私自身は大赤字であるが、外へ払うよりはよっぽどいい。 金利が高いのは、私個人の投資に対するリスクプレミアムである。(つまりゼンゼン信用されていない、ということかナ?) 外への支払いとしては、ローンを借りた場合の金利と、CDであずけていた場合の受け取り利息の差が、我が家としての節約となる。 (ということは、もっと厳密に言うと、この資金は無利子ではなく、年1.5%の単利の融資と考えることも出来、投資の評価でもそのようにしなければいけないのだが、まあそこはオミットすることにする) 結局、なんどか説明して、何とかこれでしぶしぶ賛同を得たわけである。 バランスシート的に言うと、まず、追加借り入れにより、自己資本比率が低下する。 そして、純資産の中身も、ますます流動資産が減って、固定資産が増え、木村剛が言うところの生活防衛資金が少なくなってしまう。 が、それよりもまず一家庭としてキャッシュフローをプラスにする方が優先順位が高い(と思っている―これは考え方によるだろうが)。 これでなんとか、20%から25%の頭金は揃えられる見通しがついた。(よし!まずは第一関門突破!!) あとは、賃貸条件の交渉と、上記ローンのやり方を工夫して、投資に見合うだけの見通しが得られるか、ということになる。 借り手は2月末までに入居したい、ということなので、残された時間は一ヶ月余。 ローンの手続きは信用調査などを含むので、最短でも約一ヶ月かかる。 ということは、結論を出して、買い入れ申し込みをして、最終決済を2月末までにするためには、今週中か、遅くとも来週には結論を出さなければならない。 平行して、ローン審査を今日依頼してきたので、多少早まるかも知れないが、日本へ2月に行き、帰ってからすぐクロージング(日本で言う最終決済)を行い、2月末までに引越しをできるようにする。 ああ、昨年の夏に4軒目を買ったときも、引き合い発生時から殆ど日本に居て、ローンの交渉からなにから全て電話で-それもなまりの強いレンダーの担当者の黒人とえんえん(何言っているかよく分からんネン、このお兄ちゃん)。 おまけにこの黒人のお兄ちゃん、MBA保持とか言っていたが、2週間ぐらいたったところで会社を首に!担当者がいなくなっちゃった!! ちょっと待ってよ、私の融資案件はどうなっちゃってるのよ、とそこからまた電話でバタバタ。 最終決済の3日前に帰米してなんとかうまくまとまったが、今回もまたまた綱渡り的な日程だな、と思いながらも、なんとか本件、確実に投資の土俵に上げたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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