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カテゴリ:投資
ブログでなくとも日記を書いているメリットに、過去に自分が考えたことを一年後、二年後に見直せる、ということがある。
私はこのブログを書くまでは日記というものと無縁でいたので、このブログに記録されている過去一年の日記がその唯一の対象である。 しかし、たった一年、とは言え、これを時に読み返してみると面白いものだ。 その時々に、なにを考えたのか、それがどんな理由なのか、自分が書いたものだけにその言葉の端々から蘇ってきたりする。 このブログで掲げた「幸せなお金持ちになろう!」という目的に沿って、「お金持ち」関連、すなわち「投資系」と、「幸せ」関連、つまり家族、生活、スピリチュアル、といったジャンルで書いてきているが、どちらもそれぞれ考え方がこの一年のうちに少しずつ変化をしている。 投資に関しては、今年の一月にこんなことを書いた。(「アンチデイトレーディング」より) -------------------------------------------------------- 私の投資スタンスは、買って待つ、持ち続ける、これに尽きる。 昨今の株式投資ブームは、趣味として、そのスリルと興奮、挫折と歓喜を、勉強しながら味わうのにはいいと思う。 しかし、私の投資目的は完全に資産形成。日々株価を追いかけ、優良銘柄を追い求め、新興市場に目を光らせるながら頻繁に売り買いをする、などとは無縁の世界である。 極論すると、初めに投資したポートフォリオを一年に一度見直すぐらいであとは何もしない。 フリーページでも書いているが、自分では「株式投資の王道」を取っているつもりである。 「株式投資の王道」とは、私が言っているのではない。私の信奉する「投資戦略の発想法」の著者 木村剛の考え方であり、有名「ウォールストリートのランダムウォーカー」の著者 バートン・マルキールの考え方である。 それでも、やはり株が好調だったりすると、ポートフォリオの見直し時、つい色気が出てしまうこともあるが、そこは意志を強く持って、当初目指した投資目標にまた戻すように調整する。 これが結果成功するかどうか、それは10年経ってみないとわからない。 つまりは、最低10年は、このスタンスを貫いてゆくつもりだからである。 ----------------------------------------------------------- ところが、先日の日記でも書いたように、主としてCF上の理由から、この「買って待つ、持ち続ける」というスタンスを外してしまった。 と言っても、デイトレーディングに転換したわけではなく、その内容としては「分散投資」から「一極集中投資」によりシフトした、という形での方向転換である。 すでに不動産への一極集中は、今のアセットアロケーションを見ると、全資産の81%に達しており、ファンド類については高々12%ぐらいにしか過ぎない。 今回の変更は、この既に少ないファンド類のうち8%をを不動産関連負債の返済に回すことになるので、この一極集中は89%にも達する。 その意味からすると、もしCF上の問題さえなかったら、多少の利回りの不利はあったとしても、やはりこの「分散投資」は継続していたに違いない、とも言える。 だから、今回の方向転換は、どちらかと言うと「やむを得ず」という面が強く、けっして絶対にこちらの方がいい、という確固たる理由に裏付けられたものではない。 願わくば、この「方向転換」が、上記の長期保有という本来の「Grow rich slowly」戦略からの乖離、あるいはその「挫折」ということにならないことを願うばかりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.26 05:36:12
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