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カテゴリ:たません図書室
社長が、部下達に向かって言い切ります。 『お前らは営業なんだ、…売れ、売って数字で自己表現しろっ。…経理の奴らは自己表現できねぇんだ、可哀そうだろ、…売るだけでお前らは認められるんだっ、こんなわけのわからなねぇ世の中でこんなにわかりやすいやり方で認められるなんて幸せじゃねぇかよ、最高に幸せじゃねぇかよ』 後輩が、「僕」に言います。 『なるほど、要するに松尾さん(僕)は現代の蟹工船で働いているというわけですね、なかなか刺激的じゃないですか』 著者の【新庄耕】さんは、「不動産会社で働いていた友人からヒントを得た」と言っていますが、 こういう営業会社(営業マン)は、現実にあります、います。 松尾さん(僕)は、嘲笑されて、または自虐的に、不動産「屋」と言います。 商品(不動産)を売るだけ、売って終わりという意味合いで、不動産「屋」と言っているのだと思います。 松尾さんは、引き立て役の不動産を見せ(お客様を疲れさせる)、先客があると嘘を付き(煽る)、自分で自分のを鳴らして独り芝居をし(焦らせる)、、、商品を売ります。 松尾さんは、高級スーツを着ますが、大きな何かを失くしていきます。 かなしい「お話」でした 私も「営業」が長いので、引きこまれて一気に読みました。 そして、腹がたちました 「何に、怒っているの?」 と聞かれても、上手く説明できないのですが、腹が立つ 「不動産屋の営業が、誤解されると思っているの?」 「そう、そうなんだ ほとんどの営業は真面目に仕事をしているんだ」 「ほとんど…って、中にはいるの? 松尾さんや、その部長…」 「昔は、いた…見た。でも、いまは周りにいない。」 とにかくブーブーしているので 「作り話に、真剣に怒って…すごい小説なんだね」 と話をそらされ 「そうなんだよ図書館で2ヶ月待ちだったんだ」 で、何となく怒りが収まりました。 不動産業界に限らず、真面目に勤しんでいる人達は「その場限り」の営業はしません。 当然、私も「長いお付き合い」をさせて頂く営業を心掛けております 不動産のご相談は、ぜひ【たません不動産】へ 【送料無料】狭小邸宅 [ 新庄耕 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.05.30 14:24:45
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