我孫子野鳥情報

心地よい秋風の中、いつもの休耕田で数羽のタシギが熱心に長い嘴で採餌しているのを見ていると、チュウサギの群れが水田に降り立った。カウントすると45羽。中に1羽アマサギが混じっている。暫く寛ぎながら餌を食んでいると、一斉に頸を上げ静止状態になった。彼らの視線の先には車が一台やってくる。警戒する中、車が近づくと一斉に飛び立ち少し離れた田んぼに移動。休む間もなく、近くでリモコンのヘリが旋回をはじめ、サギたちは遠くに追い払われた。

それでもタシギは何知らずと餌を食み、上空にはトビが、そして、稲刈りの人々と水路には釣り人。ここには色んな田園風景がある。

ところで、手賀沼の様子というと、前日、下沼を見てきたが染入り落しの干潟にカルガモが15羽、アオサギとダイサギ、遠くの杭にはカモメのような姿も。そろそろコガモが来る頃で、来週にはノビタキやショウドウツバメも期待したいなあ。（蒼鷺）

写真：警戒するチュウサギ