ママと娘の胃ガン克服記

今日はTS-1を飲みはじめて8日め～シスプラシン(CDDP)の投与の日だ。
このシスプラチンはガン細胞の成長を妨げた後に破壊するというすごい超COOLなヤツだが、その分リスクもある。

もっとも一般的な副作用は腎臓のダメージで、嘔吐したり、気持ち悪くなったり、白血球や赤血球、血小板の減少などがあるらしい。

腎臓機能が落ちることを特に避けたいので、大量の水分を入れて、洗い流すことにより、副作用を防ぐのだ。
だからママは昨日からソリタT3というポカリスエットまがいの水分を2000mlも入れている。

昨晩ママはトイレが近くて大変だったらしい。「寝不足だよ～だって2時間おきにお手洗いに行きたくなるんだもん」と眠そうな顔で言った。

さて今日のメニューは　～フランス料理風～

1.前菜
　生理食塩水（テルパック）　1000ml
2.スープ
　デカトロン＜副作用止め＞　8mg／2l＋生理食塩水　100ml　30分
3.メインデッシュ
　シスプラチン（ランダ）＜抗ガン剤＞　80ml＋生理食塩水　400ml　2時間
4.デザート
　ラシックス＜利尿剤＞　20ml＋生理食塩水　500ml　1時間
5.コーヒー
　カイトリル＜吐き気止め＞　？＋生理食塩水　100ml　30分

以上である。（すべて腕からの点滴による）

そしてこの間中ソリタT3も同時に投与される。食事の時の水みたいなものだ。薬剤を体内に流しやすくするらしい。
このメニューが終わった後もソリタT3は明日の昼まで2000ml入れられる。

メインディッシュのシスプラチン（ランダは商品名）の前後をはさむように、腎臓の負担を減らすよう薬剤が投与されるのがわかっていただけると思う。

とにかくトイレが近くなるので眠ることができない。
前日寝不足なママはちょっと辛そう。
特に利尿剤を入れた1時間はすごかった。10分おきぐらいにトイレに駆け込んでいた！！

「気持ち悪くない？吐き気はない？」と聞いてみたが、おかげさまで何もないようだ！よかった。
夕食も全部きれいにたいらげた。
そして「とりあえず今日まで副作用がなかった。ありがたい…よかった、よかった」とママは思わず涙していた。
副作用があるぞ、あるぞと脅されていたので、恐かったんだと思う。

もちろん投与後に副作用が出ることもあるので、まだまだ油断はできないが、とりあえず、今日のシスプラチン投与は無事終わった。

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今日はパパの妹（おばさん）がお見舞いに来てくれた。おばさんは元気な超ポジティブ人間だから、「大丈夫、大丈夫」を連発してくれた。ありがとうございます。

それからしげ兄ちゃんは、抗ガン剤を打っている間、何度もメールで「どうですか？」と様子を聞いてくれた。大丈夫、ママは変わりないです。

ママはみんなに力をもらっている。みんなに愛をもらっている。

この場をかりて言いたいです。みなさんありがとうございます。

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　●今日も前の公園はバラがきれいでした。花を見ていると癒されます。