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ママと娘の胃ガン克服記

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2005/12/28
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テーマ:癌(3547)
カテゴリ:休薬期間
私とパパは先生の話を聞くこととなりました。

パソコンでママの胃カメラなどの写真を見せられ、先生は「残念ながら、胃の癌もリンパ節の癌も大きくなっています」と言いました。
そして、「今の状態では癌を治療するという段階ではありません。今後はいかに痛みを押さえて、状態を良くして、患者さんのしたいことをさせてあげれるか、という治療になります」とも言われました。

西洋医学の範疇では、匙を投げられたということです。

抗ガン剤をもう使わないと決めた時点で西洋医学での治療は私たちの中でもう終わっていました。これからはもっと違う方面からの治療をしてみようと思っていたから、覚悟はできていたのです。
でもそれよりショックだったのは、

「たまにですが…腫瘍破裂などをおこして急変する方がいます。その場合、延命のための心臓マッサージをしたりや、人工呼吸器をつけますか?ご家族の方にどちらかを決めていただきたいのです」

と言われたことです。これは想定外の言葉だったので、ショックでした。
「今決めないといけませんか?」と聞くと、「その場になるともっと決められませんよ」と言われました。

私が答えにつまっていると、パパは「もうその状態までなったら、延命処置はしないでください。助かる見込みが全くないのなら、それ以上苦しめたくないから…」と答えました。

先生は「もちろん通常の場合はありとあらゆる処置をします。ただ急変の時にどうするかということです。この場合はまず助かる見込みはありませんし、たとえ延命したとしても2-3日が限度です。」と続けました。
「その状態(腫瘍破裂)だと患者さんは意識がほとんどなくても、たぶんかなりの痛みを感じることと思います。そしてたとえ心臓マッサージをしても、お母さんの体の状態を見ると、たぶん肋骨が折れてしまいます。」と言われてしまいました。

私は頭の中がグチャグチャになってしまいました。本音をいえばどんな状態になっても1日でも長く生きていてほしいです。
でもそれがママを苦しませることになるとしたら…それは我慢できません。

結局、「そこまでの非常事態になったら、延命処置はしないでください。でもそれ以外の状態だったら、どんなことでも尽くしてください」と答えました。

こんなことを事前に決めなくてはいけないなんて、辛いです。





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最終更新日  2006/01/02 12:00:57 AM
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