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テーマ:中国&台湾(3294)
カテゴリ:社会一般
「中国の人は、自分の利益のみを考え、人のことは考えられない。信じるのは家族関係のみ」 という意見が多いと思いますが、これは本当なのか、最近よく疑問に思っています。 彼らが日本人よりも、車中や食堂で同席した人、友人の友人に、気軽に話しかけることは、将来自分の利益に役立つかも知れない、という打算があることは否定しません。 しかし勿論、ここから個人的な良い関係に発展する可能性があることも事実ですから、私は大いに良いことだと考えます。 一方家族関係はどうか。 中国や韓国の女性は、わがままを言って、それをどれくらい聞いてくれるかで夫の愛を確認することが多いですが、多くの男性は妻を子ども扱いして、その場ではわがままを聞いてやり、外では自由に遊ぶ、という人が大変多い。 街の多くのカラオケや風俗店は、中国の人は遊び好きな日本人男性のためにあると思っているようですが、それで経営が成り立つ筈もありません。 実際には地元の男性が「仕事」と称して通っているのです。 親子の関係では、子どもを故郷に残して、年に数回しか会えない労働者も多く、また小学校から学校の寮に入れてしまう家庭も多いですね。 子どもが病気のとき、新しいことを学ぶとき、楽しいとき、傍にいなくて、親子の感情が充分に育つのか、親が子育ての苦労をしないで、元気に笑っている姿を見るだけで愛情が育つのか、大いに疑問です。 新聞報道は少ないながら、子が親を殺すというようなことも、実際には起こっています。 社会において、女性は男性と同じく働き、責任ある役職についていながら、結局は「女の言うことだから」と馬鹿にする風潮が今なお強く残っています。 家庭でも社会でも、中国の男女平等や強固な人間関係というのは、言葉だけで、非常に空虚なものに感じます。 「ドライな個人重視の人間関係」と言えば、聞こえは良いかも知れません。 しかし、経済が発展しつつある中で、変わるべき習慣と、変わるべきでない思想を、中国は今一度考える必要があると感じます。 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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