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テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:中国ビジネス
特に意識して明確に区別している訳ではないのですが、日本のお客様へのお仕事と、海外のお客様へのお仕事では、弊社でも内容が大きく異なります。 海外のお客様との業務では、ほぼ全てが物販。 「これが買いたいから探してくれ」とか、具体的に弊社が扱う自動車部品の見積もり依頼等から、モノを販売するお仕事が大部分を占めます。 一方日本のお客様からのお問合せでは、モノよりも情報を求めるものが殆どです。 「これを作れる工場を知らないか」 「こういう仕事をする良い場所は無いか」 「中国に工場を作った日本企業の情報を探れ」 「政府関係者に会わせてくれ」 などなど・・。 受け手である中国企業から見ると、魅力的なのはやはり海外企業。 話が早い上に、品質要求も日本企業ほどではなく、良いところは評価し、悪いところもはっきりと指摘してくれる、とのこと。 (でも時々、代金を払わないで消える会社もあるみたいです) 日本企業に対しては、長い時間をかける割には成約率が低い、ダメと判断したら無言で去る、中国を理解していると勘違いしている日本人が多い、情報を無料だと考えている、などという不満がよく聞かれます。 汚い手のように思われるかも知れませんが、相手に良い印象を与えながら、自分に有利な情報を入手し、活用するという姿勢が、日本企業に必要なのかな、と感じます。 日本と中国では、受入れられる品質のレベルが異なることは誰もが認めているものの、明らかに馬鹿にした、高慢な態度では、日本に対する印象が悪くなり、次に別の日本企業がアプローチした際にも、初めから「招かれざる客」として扱われることもあります。 そうしている間に、海外企業との取引で利益を上げ、技術を高める中国企業に、反対に馬鹿にされる日が近づいて来ます。 ただでさえ、国の指導で反日思想が強いのですから、せめてビジネスを通じての個人レベルで交流するときには、良い印象を残して欲しいと感じています。 もちろん、無意味にへりくだるという意味ではなく・・。 【 展示会のお知らせ 】 第4回中国(広州)国際汽車展覧会 日時: 2006年7月25日(火)~31日(月) 場所: 広州国際会議展覧中心 案内: http://www.fairwindow.com/autoshow/index.aspx 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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