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ピアノ調律師の日々

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2010.08.07
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昨日まで、池袋の東京芸術劇場にて、仲道郁代さんのピアノソロ 有田正広さん指揮 クラシカル・プレイヤーズ東京、による、ショパンのピアノコンチェルトの録音を行なった。
半年ほど前、サントリーホールと、同じ東京芸術劇場でご一緒させていただいて以来だった。

リハーサルを含め、丸一週間という長い仕事になった。
最終日がコンサートになったが、開場のほぼ1時間前に、漸く録音が終了するという、過密なスケジュールだった。

19世紀に作られたフォルテピアノも、ピリオド楽器という表現をするが、今回のオケで使われた楽器も、当時の楽器を使用して行なわれた。
ピアノはプレイエルの1841年製が使用された。ショパンが使用してであろうピアノと同じ構造のプレイエルになる。

Pleyel 1841

このプレイエルは、奇跡的にもハンマーがオリジナルの状態であるばかりか、弦も中高音は一部断線で張り替えられた箇所もあるが、オリジナルだ。

ショパン当時の響から湧き出るアーチスト達のイマジネーションが、自分には新しいショパンのコンチェルトを創造してていった。


しかしながら、製作から160年経過した古いピアノ故、録音は本当に大変だった。
できる限り良い状態で、という事から何度も何度も調律をしなければならず、右手が酷い腱鞘炎になってしまい、湿布を貼りながらの調律だった。

普通に聞くショパンのコンチェルトと違う趣の作品は、年末頃コロンビアから発売される予定。





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最終更新日  2010.08.08 00:58:09
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