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先日キンギョハナダイのご紹介をした。
実は50匹以上いたキンギョハナダイが今は10匹位しか残っていない。サンゴや岩の裏に隠れている気配も全く無い。 南の海の水槽には週3日入るのでそれなりに観察しているのだけれど、不思議な事に死骸も全く見あたら無いのだ。 担当者に聞いてもあっさりと「多分食べられているんじゃないかな」とのお返事。逆に「キンギョハナダイって美味しんですか?」と質問される始末。 私は「ハア~ッ、食べた事が無いから分りません。」としか答えられないインチキストラクターなのだ。 チビ魚では「シリキルリスズメ」「ソラスズメダイ」「ミスジ&ヨスジリュウキュウスズメ」なんかも減っているのだけれど、不思議と「デバスズメ」だけは減らないのだそうだ。 多分デバスズメは魚にとって不味いんだろうなと想像するしかない。 魚って味に結構好みがあって自分の好みじゃない餌は口にいれてもプッと吐き出してしまうのだ。ナマイキだけれど嗜好ははっきりしている。 で、キンギョハナダイを食べたのはどいつなのだろうと思っていたら、ついに現行犯逮捕とはいかなかったけれど犯人を見つけたのだ。 サンゴのレプリカの下に頭を突っ込んで何かゴソゴソしていたので覗いたら、ヒブダイのヤツが3口で食べていたのだ。シッポ、胴体、頭の順にパク・パク・パクと飲み込んでいた。 ヒブダイってサンゴや岩の藻なんかを食べていると思っていたから、まさかキンギョハナダイを食べているなんて思っても見ていなかったから、正にサプライズだった。 担当者にチクッたら、「へえ~っ、そうでしたか。サンゴに頭を突っ込んでいるのは知っていたけれど食べていたんだ~。うちのヒブダイは変わっていて、イワシが大好きなんですよ。だから食べていてもおかしくないですね。」だって。 ちなみに、今残っているキンギョハナダイの殆どがオス。メスは1~2匹しか探せない。メスの方が美味しいのだろうか。または食べやすいのだろうか。 私が目撃したのはオスが食べられているところだった。 一度メスからオスに性転換したら元のメスには戻れないので結局オスだらけのオカマキンギョハナダイ状態が続いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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