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テーマ:サッカーあれこれ(19860)
カテゴリ:Other League
はや3月。
昔から「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言われるが、もう今年も2ヶ月が終わってしまった。年齢のせいもあるのだろうが、月日が経つのは早く感じる今日この頃である。 2月のサッカー界の話題といえば、まずイタリアの警官殺人。なんでも17歳の少年に逮捕状が出たほか、数十人の少年の身柄が拘束されているようだ。加害者の年齢には驚くばかりだが、これで事件解決ではない。スタジアム内外の状況を改善しないことには、同様の事件がなくなることは決してないだろう。安全基準をより厳しくした法律に改訂するなど、段階的にではあるがスタジアムの開放も行われており、見た目には改善の兆しが窺える。だが、過去のイタリアの処罰は上訴を繰り返すことで最終的罰則が甘くなる傾向にあり、一時の痛みは我慢し長期的な視野に立って厳しい態度で改善に努めてもらいたい。 また審判による疑惑判定や誤審騒動もあった。このブログでも書いたとおりなので詳細は省くが、この問題も簡単に解決できる問題では決してないので、少しずつ辛抱強く解決していかなければならない。 2月の被害者は警官に審判だったが、3月の第1被害者は監督だった。 コロンビアのデポルティボ・パストというクラブに所属するGKのゴメス選手が、クラブから謹慎処分を言い渡された。理由は先発を外されたことに腹を立て、監督である、こちらもゴメスの顔面を殴ったため。クラブ側は「団結が重要なサッカークラブで、こういった無秩序な行為は見過ごせない」と声明を出し、ゴメス選手を非難している。 最近は暗い話題が続いていたので少しは明るい話題を書きたいのだが、今月もそういうわけにはいかないようだ。ただこの件に関しては、ゴメス選手の精神年齢が子供だったとしか言いようがなく、ただ呆れるばかりである。 とはいえイタリアの件もそうだしゴメス選手の件もそうだが、確かにサッカー界に、いやスポーツ界に存在すべき秩序が失われているのは事実だと思う。 サッカーは戦争だとよく言われるが、本当の戦争ではない。サッカーとはスポーツであり、スポーツであるということは、そこに暴力的要素が入り込んではいけない。戦争は罪の無い人物を大量に殺しあうことで勝敗を決するものだが、スポーツはお互いがお互いを尊重しながら、自分(達)の技術を披露して勝敗を決するものである。個人プレーで己の強さを磨き、チームプレーで協調性を学び、相手を尊重することで優しさを育む。これもまたスポーツである。そしてこれらは選手や監督に限らず、関係者やファンも例外ではない。 ただ、アンダルシアで起こった悲劇に比べれば、ゴメス選手のパンチなど大人と子供である。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.02 01:36:52
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