As’s HOLE ~ぼくのプレミアライフ~

2007/03/11(日)01:25

クラシコを前に

Liga Espanola(50)

数時間後に行われるクラシコ、バルセロナ対Rマドリー。 両クラブともチャンピオンズリーグでの敗退が決定した後の大一番なわけだが、勝ち点差を縮めたいレアルと、下位との差を離し首位セビージャに近づきたいバルセロナと、因縁の相手以上にリーグの順位を単純に考えても、両クラブとも絶対負けられない試合である。 だが、両クラブ共にクラシコに向けて一致団結していないのが現状である。 レアルは昨日も書いたとおりチャンピオンズリーグでの不甲斐無さとロベカルの退団宣言、逸れに伴うカペッロ監督の解任騒動と、もし負ければ何かしらの変化が起こるのは必至な状況だ。 対するバルセロナもエトー問題が収束したように見えた矢先のセビージャ戦の敗北とチャンピオンズリーグからの敗退。さらにはグジョンセンのチーム批判ともとれる発言が飛び出した。 「われわれはもっと仲間意識を持つ必要があるし、協力してプレーする必要がある。  他人のためにプレーすることも必要だ。  バルセロナはリバプールよりも能力のあるチームだが、  選手が走らないようではその能力のみで勝つことはできない。  重要なのはピッチ上でのことでピッチ外で全選手が仲良くなる必要はないが、  ピッチに入ればチームメートやチームのために各選手がプレーする必要がある。」 これにチームメイトのシャビは 「そういったテーマはチーム内ですべきで、  外に向けて話すことはなんらチームのためにならないし、  選手が落ち着いて仕事ができなくなる。」 とコメント。またバルデスも 「グジョンセンの意見に敬意は持っているし、各自が自分なりの意見を持っているものだ。  だが同意はできない。  チームにはピッチ内外で仲間意識があるし、互いを助け合おうという意識もある。」 とグジョンセンのコメントを否定するようなコメントを残している。 思えばエトー騒動の際も、エトー自身の口からチームを批判するようなコメントが出、チームメイトがそれを否定し、ロナウジーニョとエトーが練習中に抱き合う“演出”で解決した(ように見えた)。今回のグジョンセンのそれも、今のところエトーと同じ経緯を辿っている。前回は次の試合まで1週間あったこともあり、問題解決までに十分な時間を取ることが出来た。だが今回はわずか数日しか解決の時間は無い。ある記事には「マイナス要素を考える時間がないのがプラス」とあったが、逆に一度湧き上がった疑念を試合までに消化できるだけの時間がないのも事実である。 今回のクラシコは、両クラブの今後を左右する大一番である。バルデスはこうもコメントしている。 「この試合の勝者は、モラルにおいても、重要な勝ち点においても、  すべてのレベルにおいて強みを持つことになるだろう。」 勝利で危機を帳消しにするか、敗北で崩壊の道を辿るのか。 レアルにとってもバルセロナにとっても、絶対に負けられない試合である。 ちなみにエトー騒動後、最初の試合でバルセロナはバレンシアに敗れている。 ほな、また。

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