|
カテゴリ:つぶやく
「すぐ立つ観客」感動は本物?
5/15の日経夕刊の記事の見出し。 昨今のスタオベブームに釘を刺している内容が面白かった。 リード抜粋 *** 芝居を見終わって、すぐ立つ観客が最近目につく。 熱い拍手をおくる今どきの観客はラテン化しているのか、 それとも感動の水位が低下しているのか *** これ、私もそう思ってました。 ここ最近、当たり前のように、スタオベやるよね。 前の人が立つと、舞台が見えなくなるから、仕方なく立つこともあるけど(笑) 私も、ちょっと良かったなと思ったら安易に立つようになっているかも。 新聞によると、この現象は7、8年前からだとか。 ふんふん、本当にそうね。 以前は、舞台でスタオベなんてしなかった。 拍手で2回くらい役者が出てきて終わり。 *** 最初に立つのはほとんどが若い女性。自分の感動をアピールしたい女性が1人2人立ち、つられて4割・・・・エンディングに高揚感のある蜷川演出は立ちやすい *** 文学座の演出家・西川さん、劇作家の永井愛さん、それから蜷川さんと野田さんの言葉も。 「ひいきのひき倒しになるおそれもある」 「役者が勘違いする」など、スタッフ側はわりと冷静にみているよう。 蜷川さんは「スタンデイングが出ても特にうれしいとは思わない」そう。 客席でデモしたり、怒声を浴びせる観客に接してきたから。気に入らなければモノを投げつけてくれ、とのこと。 蜷川さんらしいね。 野田さんもパンフレットなどで、スタンディングはしないでと訴えているらしい。 野田さんはカテコの表情も固いよね。 エンターテイメントとしてだけでとららえて欲しくないんだろうか。 観客がメッセージをどう受け取ったか、厳しく窺っているように見える。 文面には藤原くんの名前も。 『蜷川の芝居には、藤原竜也ら人気アイドルが出演する機会が多いので、それがさらに熱狂を促している』だって~。 藤原竜也は人気アイドル?←本筋とは違うけどちょっとひっかかった(笑) 今日は、カテコで笑っただの、肌が荒れてるだの、そんなことばかり気になるファン。 で、内容より先に、とにかくスタオベ。 もちろん良ければ、立つけど、ファンがちょっとした強迫観念でスタオベすることもままあるように感じる。 TOMMYでもちょっと感じたな。 私達が盛り上げないでどうするっ!ってかんじで。 カーテンコール、スタオベまでが演出のひとつのような作品もある。 場内もなかなか明るくならないことが多いし。 (この件に関して言えば、宝塚は潔いね。パッと明るくなるし) ミーハー的に浮かれるのも楽しいけど、 観客が作品を、役者を育てるという意識を常に持っていたいなあ、そんな観客でありたいなあと改めて思った記事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[つぶやく] カテゴリの最新記事
この意見、かなり、同感。
ファンモードない人をも唸らせるような良い舞台だったら、その時こそスタオベで拍手したいと思うけれども、なんだかなぁ、こんなんでスタオベ?って思うスタオベが最近多い印象。 私自身は、浮かれる程ハマッている役者もいないせいか(いや、そのせいだけじゃないでしょう)、いまいちな舞台でスタオベされると、むしろそのせいでかなり引いてしまった経験も多いです。千秋楽を避けたい(!)って公演も多くなったし。これって、やっっぱり贔屓の引き倒しじゃないかな~って思います。 (May 17, 2007 12:58:48 AM)
私は宝塚がメインなので、あまり他の作品は観ないけど
それでもよくスタオベに出会うわ~。 以前、夜公演でカーテンコールの最中に急いで帰ろうと立ったら、 周囲がどんどん立ち上がってスタオベになった事がある。 ええ?私がひきがね?違うとは思ったけど 一応一緒に拍手してから帰った事があったわ(笑) 最近、宝塚も初日や千秋楽にスタオベやるようになったのよー@@ 王家に捧ぐ歌(アイーダ)から。 あの時は本当に感動したからだと思うけど。 その後はみえみえのファンクラブ主導なのがとてもイヤ。 スタオベじゃなくても本当にいい舞台だったら 拍手が違うから、 出演者も解っているよね~。きっと^^ (May 17, 2007 10:05:50 PM)
ミュージカルはこの頃なんでもかんでも立つ傾向にあるな~、と私も感じてました。実のところ本気で感動して立った舞台ってそう多くはありません。
周囲のノリに合わせて立っちゃうこともあるという、長いものにまかれる典型的日本人です~(^^;。 そうは言っても、自分がよかったと思う役者さんにはできるだけ大きい拍手、とか、ダメだった人には拍手しない、とか一応意思表示してます。 オペラの観客はとってもシビアで、出来の悪かった歌手に思いっきりブーイングしてました。 不出来に対するブーイングの意思表示まですべきかどうかは考えますが、『お疲れ様』代わりにスタンディングオベーションっていうのは、スタオベの安売りなような気がします。 (May 18, 2007 01:57:36 AM)
大きくうなずいて読みました。私もここのところ竜也君の舞台で「肌荒れ」とか、「笑顔」とか、そういうことを舞台の感想よりも先に気にするファンを(???)と思っていました。この記事、とっても
興味深いですね。スタオベも、「ハムレット」の 初日に、とっても感動したからスタオベした。と話したら「私はいつもしているけど?(竜也君の舞台で)」と答えた方がファンの方にいて・・「え~!!そういうもの??」と 驚いたことがあります。観客が「作品を」「役者を」育てる。。そうだなって思います。みおとさんに一票!! (May 18, 2007 02:31:18 PM)
YUIOTOさん
そっか~確かに千秋楽はなんでもかんでもって感じで盛り上がりますね。 最近、アンケートも書かないことが多いんだけど、とくに辛口感想はきちんと書いたほうがいいかもね。 藤原くんみたいに必要以上に自分に厳しい役者もいるけど。 贔屓の引き倒しになっちゃあ、元も子もないよね。 (May 20, 2007 09:26:26 PM)
akobeさん
宝塚も最近はスタオベ流行ですか~ そうそう、素晴らしい舞台は最初から空気が違うよね。 カテコでいきなり盛り上がるのは、却ってイヤミ(笑)なかんじかも。 勘違い役者がいませんように(笑) (May 20, 2007 09:28:20 PM)
もけけや本舗 番頭さん
オペラの世界は厳しいんですね。 拍手なしどころか、ブーイングは出演者もショックでしょうね~ 帝劇なんかで、ブーイングしたら、それこそ客席で袋叩きに会いそう(笑) 素晴らしい作品には、役者にというより、作品自体に拍手していることもあります。 TOMMYなんかは、じわじわっと感動した作品でした。 (May 20, 2007 09:30:58 PM)
ゆきんこ9116さん
そうそう、藤原くんの場合、アイドルじゃないんだから、カテコの笑顔とかどうでもいいんです。 (笑ってたら笑ってたで、もちろん幸せ気分になるミーハーファンでもあるんですけど←どっちやねん!) せっかく様々な舞台に立ってくれているのだから、観客側も置いていかれないように、一緒に成長していきたいものです。 25歳を迎えて、彼もこれからが正念場ですね(エラソウ?)。 って、竜也談義してしまいました(笑) (May 20, 2007 09:35:16 PM) |