アガタ陶房

そう、隣の山のおっちゃんに会ったのは
今年の春。それもまだ霜が降りているころ。

隣の山からいつもゴソゴソ。。ゴソゴソ。。
音がする。ん～～？いのししか？？猿かな？？
と思っていたら
となりのおっちゃんが、木によじのぼり
植林した杉の木の枝払いをしているではないか？？

それも霜降りる寒い時期に。。。

大家さんにそのおっちゃんのことをうかがうと・・
彼の山のてっぺんで何もないところでたまに生活しているという。。

彼は鎌ヒトツで自分の山の雑草を刈っている。
あの年ですごいと思っていたら、
やっぱり彼が刈った後の草の生え方がちがうんだよなぁ。。。
なんんでだろう？？！！

あ～言う人こそ自然と共存しているというのだろうなぁ。。

と思っていた。

さらにすごいと思ったのは
数百匹の毛虫を間近にみたアガタは
どうにか消し去ってやろう！とおもっていた。。

おっちゃんはこういった。
『ねーさん、最近毛虫はいるかい？？』
私、
『尋常じゃない数いますよどうしたらいいですかね。。』

おっちゃん
『もうすこししたらエステにいって、きれいな蝶々になってかえってくるよ』
と

毛虫の姿形に煙たがっていた私は
彼が言った一言がとても心に響いた。
私はどうにか邪魔するにっくきけむしめぇ～～抹殺したい！！
と思っていたのに
彼はあの毛虫さんすらきれいな蝶々になるといえる。。
ただもんじゃない。おっちゃんだった。

いつか私もこう思えるときがくるのかなぁ。。
除草剤も殺虫剤も買ってみたけど
それ以来使えなくなってしまった。

やはり自然には逆らえないのだと日に日に実感してしまう
アガタでした。