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古書窟揚羽堂 ~ 古本屋残酷物語

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2006年12月06日
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テーマ:■忘年会■(570)
カテゴリ:恐怖
12/5(火) 19:00-22:00 人見知りは東北人の哀しい癖なのです

神田の居酒屋で、古書組合の機関誌部の忘年会に出席。
南部だけではなく、神田、文京、中央線、東部、北部等で機関誌部、もしくは広報を担当されている方々が集結する、緊張の宴である。
小生、南部の機関誌部・副に任命されて早3ヶ月。しかし、機関誌部としての仕事を全くやっていない。
何もやっていないのに忘年会なぞ出席したらバチが当りそうだなぁ~
まぁ、月の輪さんや石神井師匠や同じ南部の西村さんがいるから楽しく飲めるだろうという安易な気持ちがあった。

ところが定刻に居酒屋に着くと、月の輪さんはすでに酔っ払ってほぼ廃人になっており、
頼りにしていた西村さんは体調が悪くて欠席、との事。

石神井師匠は元気だったが、偉い人のテーブルだった為、私になんぞかまっていられない状態。

で、仲間ウチで和気あいあいとやっている、奥の若者チームのテーブルの端に存在感を消すように座る。
知り合いが一人もいないテーブルである。私以外は皆さん、旧知の間柄のようで、あんな事もあったね、こんな事もあったね、誰々はあの時、おかしかったね~と羨ましいほど楽しそうだ。

私は一人、来てもいないメールチェックなど、携帯を意味もなくいじくりながら哀しい気持ちでいた。
(こんな時に携帯って便利ですよねぇ)

するとそこへ同じ匂いのする、ロンリーウルフが遅れてやってきて、私の隣に座った。

古本酒場コクテイル】さんだ。
顔と名前とお店の事は知っているが、当然、お話しした事はなかった。

「助かったぁ・・・」とばかり、コクテイルさんに話の相手をしてもらう。
(コクテイルさんはお風呂から上がったばかりのマルコム・マクラレン似の苦悩する詩人のようなお方だ。)

古本と酒場、いいなぁ。コクテイルさん、今度、お店に飲みに行きますので宜しくお願いいたします!


で、お酒が進んでくると、だんだん他の方々もトロンとしてきたのか、
「安土堂さんは・・・」とか「魔法のランプは・・・」とか、小生に話を振って下さるようになり、
ようやく今まで泣いてたトナカイも今宵こそはと、喜ぶ事が出来ました!
玉英堂書店】さん、【大屋書房】さん、ありがとうございます!

本当にお酒って偉大だなぁ~

後半になって、【ひと葉書房】の兄貴が合流。
(兄貴は南部の「管理部長」なのだが、管理部でも本日、このような忘年会が近くであった為。)


12/5(火)22:10  お店を出る

月の輪さんは誰かに「二次会」に誘われて、「あ~じゃあ行こうか」という感じ。
ひと葉さんは「俺は帰るぜ」と去って行く。
小生はせっかくだから月の輪さん、ひと葉さん、小生の3人で仲良く蓮沼村まで帰ろうではないか、だからひと葉の兄貴、もう一軒行きましょうよ~と追いかけて行く。

しかし、兄貴はシャッシャッと競歩の如くスピードで小さくなってゆく。

そんな時、22:16、

ご存知!マジン【安土堂】さんから電話がある。

飲み屋から酔っ払ってかけていて、私も酔っていたが、二言、三言しゃべっただろうか。
あんまり覚えていない。

その間にひと葉の兄貴を完全に見失ってしまい、仕方なく月の輪さんのいた所に戻るともう誰もいない。

何処に行ったかも分からない。月の輪さんは携帯を持っていない。(ちなみにひと葉兄貴も携帯不所持の昭和ガイ。)

もう寒いし、俺も帰ろうっと、と御茶ノ水方面に歩き出し、妻に「これから帰るメール」をしようと携帯を探すが、何故か無い。

5分前に真人と話していたあの携帯電話が、どこのポケットをまさぐっても無い。

12/5(火) 22:25  携帯 紛失

蒼ざめて近隣を探し回る。(動揺してるし、酔ってもいるものだから、通ってない道まで探し回る)
22:41には公衆電話から自分の電話番号にかけてみるもつながらず。

12/5(火) 23:00  捜索 断念

御茶ノ水までの坂を登る気力を使い果たした為、手近な地下鉄で帰る。
終点・西馬込まで行き、そこから歩いて池上の自宅まで帰る。
家に着いたら深夜零時を廻っていた。

妻に怒られるのを覚悟し、携帯紛失の一件を語る。
(不思議でしょうがないのです、自分はそんなに悪くないのですという脚色で)

ドコモに電話してもらい、電話機能を止める手続きをし、お風呂に入って午前1時半、就寝。

今日の楽しい思い出が全てパァーだ、と思うとなかなか寝付けず。
こんな夜にこそ、人はブルースを歌えるのかも知れぬ。

12/6(水)07:00  起床

愚息に「パパ、携帯失くしちゃったよ」というと、
「ボクが持っていったんだよ、だから大丈夫だよ」と、意味は通らぬが、ヤツなりに慰めてくれているのが分かるセリフ、ホロリとする。


12/6(水) 10:10 蒲田駅でひと葉兄貴と待ち合わせ。

東京資料会の大市に一緒に行く。

京浜東北線の車中、携帯紛失の事をいうと「じゃあ、まず現場に行ってみようよ」とイイ人しか言えない事をおっしゃって下さる!

実は、真人と電話でしゃべっていた地点が、何処だったか自信が無かったのである。

で、現場へ行き、やはり無く、コンビニで聞き、やはり無い。

交番に行き、尋ねると、お巡りさんがどこかへ電話をかけて聞いてくれる。

あった!

神田警察署に届いているから、身分証明できるものを持って取りに行きなさい、との事!

嬉しさのあまり、何度も何度もお辞儀をして、神田警察署まで競歩で取りにゆく。

12/6(水) 11:15  再会

遺失物の係のチャーミングな婦警さんに聞いた所によれば、
拾って下さったお方は「お礼は要らないし、名前も教えなくて良い」という、正義のお方であったという。

拾った場所はやはりさっきの現場の路上で、時刻は12/5 22:38、だったという。

携帯の履歴を見ると、22:41に公衆電話から1回、同刻に安土堂さんから2回、着信があったようだ。

正義のお方が拾った3分後、警察署に届けに歩いている最中の事であったろう。

正義の人よ、どこのどなたか、存じませんが、本当にありがとうございます。

やはりこういう善行を施されると、一日一善!俺も頑張るぞ!という気持ちになる。

まずは、付き合ってくれたひと葉の兄貴になんかお礼をしようかなぁと思っていると、
その兄貴が、なんと!ビール券3枚もくれた!
なんでかはよく分からないが、とにかく嬉しさスパイラルだぜ!

晴ればれした気持ちで資料会の大市に望む。

調子に乗り過ぎて、ガラにもなく7万5千円分も買ってしまったぜ!











 





















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最終更新日  2006年12月06日 21時54分01秒
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