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テーマ:フィギュアスケート(3613)
カテゴリ:スポーツ観戦日記
一昨日に引き続き、今日もまた… 高橋大輔の演技。 最後の、あの狂おしいほどのステップ。 切なくも激しい表現が素晴らしく、感動のあまり涙がぽろぽろこぼれた。 大輔は日本人選手にしては珍しく色気のある演技者と言われるが、こと今日の演技に関しては他のどの選手よりも、表現力がずば抜けていたように思う。フリーの演技だけでは5位だったけれど、ファイブコンポーネンツは上位の4選手よりも高得点というのもうなずける。 くるくる変わる表情。中でも、楽しそうな笑顔で滑っている姿が印象的だった。 4回転は転倒したけれど、後を引かず、瞬時に立ちなおったのはすばらしい。すばやく起き上がって、次の演技へ…。私見だが、転ぶと流れが途切れるものなのに、今日の大輔は違うなー、と。まるで転倒を予期していたかのよう?というか、それも流れのひとつと思えるほどスムーズだったように感じた。 数々の試練、困難に打ち勝ち、つかんだ栄光。凡人の私など予想だにつかないほどの苦しみ、痛みを乗り越えたその精神力には、本当に頭が下がる。 日本人男子初のメダル。メダリスト・大輔に、心から賞賛の拍手を送りたい。 「殿」こと、織田くんは残念だった。靴ひもは、元々切れていたのを繋いで使い続けていたらしい。それだけ聞くと、「なんで替えとかんの!?』と思うけれども、靴ひもが変わると感覚も微細に変化するので…ということのようだ。とても繊細な問題なのだろうと思う。 けなげに演技を再開する織田くんにも胸があつくなったが、同じく感激したのは観衆からの溢れんばかりの温かい拍手、声援。カナダのみなさんありがとう…!という気持ちになった。 小塚クンは、「初めての4回転成功」をオリンピックという大舞台で成し遂げ、日本人選手トップスターターとして大きな責任を果たしたと思う。応援する側も「おーし、この調子で皆がんばれ~っ」と、否が応でも盛り上がるもんなあ。 3名とも入賞という快挙。どちらかというと女子シングルのほうに話題が集中し勝ちだったが、日本男児たちのこの活躍。男子フィギュアファンが増えるだろうなぁーと思う! 話は海外の選手に移るが まず、今回最も驚いたのが、ジュベール。ありえない失敗に、胸が痛んだ。打倒プルシェンコという勢いだったろうに、いったいなぜ…。SP、そしてフリーと、精彩を欠いたなんていうレベルではない。身体のどこかが悪いのではないだろうか…と心配になるほどだ。。 プルシェンコ。「あんたはもーいいでしょ!」と言いたくなる復帰だったが(笑)。しかしながら3年のブランクがあったとは思えないほどの滑り。かつて「憎たらしいほど強い」と言われた力士が居たが、その感覚に近いものがあるなー。 ライサチェック。彼は黒ずくめの衣装が多く、色黒で髪も黒く、手足が長く、なんだかもう「ものすごい」選手だなーと常々思っていたが…今日、スピンしている姿は、まるでドラキュラであった。。。 (だって…髪の毛の一部がスピンの風にあおられて頭上にピンと立ち上がってて…それがトガッたお耳に見えたんだもん…) リアルタイムで観たらもっとコーフンしたんだろうなあ。 感動さめやらぬ気分だが、来週は女子シングルで再びドキドキが待っている。はぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年02月19日 21時53分06秒
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