我が家のささやかな家庭菜園にはイチゴ畑がある。
それがいま、ようやく実りの季節を迎えた。
待ちに待った実りの季節。
たいした大きさの実ではないけれど、赤くてあま～～～～い。
娘も息子も毎日真っ赤に実ったイチゴを収穫するのを、楽しみにしている。

しか～し！！

楽しみにしているのは、子供達だけではない。
電線に腰掛けて、実が赤く熟すのを、じっと待っているヤツがいる。

その名は野鳥

あれ？野鳥は名前じゃないか？種類だっけ？
まあいいや。

とにかく、奴らが狙っているのだ。赤く、赤く、美味しく、美味しくなるのを。

今朝、畑を見て、思わず怒りで体が震えた。


昨日まであった、苺の実がない！
あと一日待てばちょうど食べごろになるはずだった、一番大きな実がない！

息子がもいだのか？
いや、違う。このいびつな形の残骸を見よ。うちの息子はこんな行儀悪い食べ方はしない。


おのれ～！！！！
やりやがったな


早速園芸店へ走る。そして鳥よけの網をゲット！
許すまじ、野鳥！人の畑に断りも無く、土足で踏み入りやがって！それどころか、一番美味しいところを、盗み食いしやがって！

私が毎日毎日水やりしているのは、おまえらのためじゃねえ！
ちょくちょく雑草ひきしているのも、肥料をくれてやっているのも、
おまえらのためじゃねえ！

可愛い可愛い我が子たちが、美味しいといいながら、イチゴを食べる姿が見たいからだ！


許さぬぞ…

私を敵にまわした事を、
後悔するがいい…いひひひひひひ





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