今日が締め切りですよ、ということは今日中にすべて原稿を出し終えないといかんのですよって
便器と見つめ合いながら、どうしたもんかな、としばし悩んだA.G.真織です。

ごきげんいかが？

別にね、好きで見つめ合ってたわけじゃないです。
私だって、同じ見つめ合うなら、見た目のよろしい男性や胸の大きな女性と見つめ合いたいですよ。ええ、できたら。

でもね。
吐き気にはかないませんわ。

わたしゃ、妊婦ですけどね。
とっくのとうにつわりは治まってるんですよ。
じゃ、この事態はどうしたことか、といいますと。
単に、息子のウイルス性胃腸炎、つまり吐き下しの風邪がうつっただけです。

朝起きたら気持ちが悪かった。
出だしはまるでドラマの妊娠発覚のようでしたよ。う！と口元を押さえて、
洗面所に走る、みたいな。

でもつわりと決定的に違うのは、吐いたらすっきり爽やかなところ。
トイレットペーパーのかすかに香るフローラルな香りも、まるでお花畑にいるみた～い的な、
爽やかさ。
便器の中身みたら、一気に気分は夢の島（ゴミ埋め立て地）の住人みたいですけど。おえ。

この爽やかさは、〆切り当日の編集＆ライターにとって、貴重なんです。
すぐさまパソコンに向かって残りの仕事を片付けましたよ。
頼むからMacの上で吐くなよ、と唱えながら。
こんな時にありがたいのは、春休み突入中の娘（１０歳）です。
病み上がりの弟（４歳）の面倒をみながら、リビングを掃除してくれるんですから。
ありがたいわ。

でも、ハタキやらクイックルワイパーとか、出しっぱなしにしないでね。
お片づけまでが、お手伝いよ、娘。

そして、なんとか仕事が上がったのをまるで見ていたかのように夫が作業療法から帰宅。
再びあがってきた吐き気と戦いながら、夫にデザイン会社まで送迎してもらう。
後部座席で息子が「買い物行きたい～」と騒ぐけど。
わるいな。今日の母ちゃんは、ちと違う。
吐けと言われれば、簡単に吐けちゃうんだよ。
頼むから出先で吐くなんて恥ずかしい事させないでよ。
放尿プレイは聞いたことあるけど、吐きプレイは聞いた事無いわ。（ごめんお下劣）

そんなこんなで午前中が終了。
今日の午後はさすがに休みを取りました。
とりましたっていっても、自営業なので
（ええ、一応フリーなんです。何の保障もなければ、五年も同じ所相手に仕事をやってるのに、給料が上がりません。派遣と一緒。もっとも私達は一ページ幾らで契約するんですがね。そのページ単価も一度も上がりませんわ。）
私がとる、と言ったら取れる休みですけどね。

そうしましたらば。
午前中はどちらかといえば吐き気がお祭り騒ぎだったんですけど。
午後はヒドイ胃痛。
そういえば、昔経験したあの痛み。
学生時代、食事の時間もバイトのせいでまちまちで、
しょっちゅう起こしてたあの胃痛。
結婚して子供ができると、とたんに規則正しい食生活になるもんだから、胃痛とはしばらく離れていたんですが。
久々です。この痛み。
そう、あまり尖ってない釘でじわりじわりと胃壁を引っ掻かれてる感じ。


いかん。痛いわ。食べる気がしないわ。
それでもいい加減最後に吐いてから数時間過ぎてるから、何かお腹に入れないと。
そんなわけで。
胃腸が弱っている時は、乳酸菌と私の愛読書「もやしもん」の長谷川女史が言っていたので、
とりあえずおかゆを喰い、りんごを食べ、乳酸菌飲料を飲んでおきました。

明日は何が何でも仕事をせねばならんので、
今日中になんとか治ってくれい。

でもいい事が一つ。
体重が減った。
現代の妊婦はお産を軽くするために、とにかく体重管理をうるさく言われます。
私も一ヶ月５００グラム増で頑張っているんですが、
今月はかなりやばかった。
来週診察なのに、どうしようと思ってたらこの胃腸炎。
ちょっと嬉しい誤算。